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Instagram(インスタグラム)は2016年に登場して以来、幅広い世代の人たちに利用されています。画像・動画の投稿がデフォルトであるため、ユーザーの興味・関心を知りやすい点も、Instagramの特徴です。この特徴を活かして、Instagramを活用したインスタマーケティングに取り組む企業も増えてきています。
インスタマーケティングを実施する際に重要になるのが、「ストーリー」の活用です。本記事ではストーリーの特徴やマーケティングにおいて重要な理由、ストーリーの活用事例などを詳細に解説していきます。これからインスタマーケティングに取り組んでいきたい方、すでにインスタマーケティングに取り組んでいて成果を出したい方はぜひご覧になってください。
目次
Instagramのストーリーとは、Instagram上でショートムービーを流せる機能になります。ストーリーは、フィード画面の上部に表示された丸アイコンをタップすることで視聴できます。
ストーリーは、投稿されてから24時間で削除されます。通常のフィード投稿のように投稿一覧に残らないため、気軽に投稿できる点がメリットです。日常生活の何気ない写真・動画を投稿したい際には、ストーリーは最適といえるでしょう。
関連記事:インスタライブで集客・視聴者数を増やすポイントと成功事例
Instagramの投稿形式は、ストーリー以外にも「フィード投稿」と「リール」などが挙げられます。それぞれどのような特徴があるか見ていきましょう。
フィード投稿とは、Instgaramに表示される通常投稿のことです。Instagramの投稿表示画面を「フィード」と呼ぶため、「フィード投稿」という名称が付いています。
フィード投稿はInstagramの基本画面になるため、インスタ初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用しています。基本的には自分のフォローしているユーザー投稿が表示されますが、興味・関心が高いと判断されたユーザー投稿も自動的に表示されます。
リール(Reels)とは、Instagram上で全画面表示の動画を共有できる機能になります。最大で60秒の動画を作成・共有することが可能です。
ストーリーと混同されやすいですが、リールの場合は投稿表示場所がストーリーと異なります。
リールが表示される箇所は主に下記の3つになります。
発見タブとは、アカウントの閲覧履歴に応じて関連性の高いアカウントの投稿が一覧で表示される画面です。Instagramのトップ画面下部に表示されている「虫眼鏡」のアイコンをタップすると、発見タブが表示されます。
リールタブとは、リール動画が次々と再生される専用のタブになります。インスタのトップ画面下部にある「再生ボタン」のアイコンをタップすると、リールタブが表示される仕組みです。
ストーリーは画面上部の丸アイコンをタップしないと表示されませんが、リールの場合はフィード画面・発見タブなどに広く掲載できる点が特徴になります。ストーリーと合わせて、リールを活用して動画を共有していくこともインスタマーケティングで重要な戦略です。
インスタのリールを活用した集客方法については、下記の記事にて詳しく解説しています。こちらも合わせて一読してみてください。
関連記事:インスタの「リール」を使った集客方法や再生回数を伸ばすためのアイデア
Instgaramの親会社であるMetaによると、「日本におけるデイリーアクティブアカウントの70%がInstagramのストーリーを利用している」と発表されています。
(引用:「Meta」Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破)
全体の7割のユーザーがストーリーを利用していることを踏まえると、インスタマーケティングにおいてストーリーの活用は必須といっても過言でないです。
ストーリーを見るユーザーが多いことを踏まえて、積極的にストーリーを使って商品・サービスを紹介していくことが販売数・認知度アップにつながると考えてよいでしょう。
Instagramのストーリーの特徴・メリットとして、下記の6点が挙げられます。
Instagramのストーリーでは、ユーザーがコンテンツに集中しやすいです。画面いっぱいにストーリーの投稿が表示されるため、他の投稿や広告などに注意が移りません。アピールしたい商品・サービスの特徴を動画でダイレクトに伝えられる点、ストーリーの強みといえるでしょう。
Instagramのストーリーは、投稿から24時間経過すると自動で消えます。このため、期間限定のセール情報や新商品の簡単な説明など、アカウント画面に残す必要がない情報も手軽に発信することが可能です。
アカウントに残したい投稿と一定期間後に消したい投稿を分けたい際にも、ストーリーは有用といえるでしょう。
Instagramのストーリーでは、投稿にアンケート機能をつけることが可能です。商品・サービスに対する感想や口コミを自社で手軽に集めることができます。
調査会社に依頼する必要もないので、市場調査費用の節約にもつなげられます。
アンケートの質問も自由に設定できるので、幅広い商品・サービスでアンケートを活用可能です。
ストーリーでは「リポスト機能」を活用することも可能です。リポスト機能とは、自分の過去の投稿や他の人の投稿を自身のアカウントに再表示させる機能です。
リポスト機能自体は公式の呼び名ではありませんが、インスタユーザーの間で「リポスト」という名称が使われています。
フィード画面の投稿をリポストすると、ストーリーに表示することもできます。ストーリーに表示されたリポスト投稿を、さらに自分のフィード画面に表示させることも可能です。
リポストを行う際は、フィード投稿の下に表示されている「紙飛行機」マークをタップします。
すると、「ストーリーズに投稿を追加」という表示が出てきますので、こちらを選択してください。
その後、画面左下の「ストーリーズ」をタップすれば、投稿が自分のストーリーに表示されます。これで、ストーリーへのリポスト完了です。
ストーリーの投稿は公開から24時間後に削除されますが、「ハイライト機能」を活用することで24時間経過後もプロフィール上に投稿を残すことが可能です。
ストーリーをハイライトする方法は、ストーリーが消える前と消えた後で手順が変わってきます。
ストーリーが消える前は、ハイライトしたいストーリーが再生しているときに画面右下に表示される「ハイライト」をタップします。
すると「新しいハイライト」という表示が出てきますので、ハイライトの名前を入力します。入力が完了したら「追加する」をタップしましょう。
これでハイライトの追加完了となります。
ストーリーがすでに消えてしまった場合は、プロフィール画面の右上に表示されてる「+」マークをタップします。
すると画面したからタブがでてきますので、項目の中から「ストーリーズハイライト」を選択してください。
その後、表示されたストーリーズの中からハイライトしたいものを選択します。あとは、先ほどと同様にハイライトに名前をつけて追加を完了すればハイライト完了です。
ハイライトは、アカウントページの「プロフィールを編集」の下に丸アイコンで表示されます。
こちらをタップすることで、ハイライトしたストーリーを再生可能です。ハイライトしたストーリーは削除しない限り表示され続けますので、反響が大きかったストーリーなどを保存しておくのに便利です。
ストーリーにはURLを掲載することも可能です。商品URLを表示することで、ストーリーの視聴者を購買ページへ誘導しやすくなります。ストーリーに商品画像・動画を掲載して、その画面にURLを掲載すればURLのクリック率も高めやすいです。
関連記事:インスタを使ったSNS集客を完全解説!成功させるコツから事例までご紹介
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Instagramのストーリーを活用したマーケティングのアイデアとして、下記の6つが挙げられます。
Instagramのストーリーで商品・サービスをPRする際は、「売り込み」感のある広告は避けましょう。ストーリーは全画面で投稿が表示される分、広告色の強い投稿はユーザーに嫌われやすいです。フィード画面など他の投稿画像に紛らわせる形で広告掲載するのは戦略としてアリですが、ストーリーで広告感のある投稿は行わない方が無難です。
ストーリーに掲載するコンテンツは内容を統一させましょう。コンテンツの内容を統一することで、ユーザーにストーリーのジャンル・発信内容を覚えてもらいやすいです。リピートしてストーリーを見てもらえる可能性も高まります。
コンテンツにバラつきがあると、ストーリーでどのような情報を発信したいのか分かりづらくなるので注意してください。
コンテンツごとに「何を目的に情報発信するのか」を明確にしましょう。商品・サービスの購買なのか、それとも認知度アップを目的に発信するかでストーリーの内容も変わってきます。目的によっては、ストーリーではなくリール投稿やInstagram広告を利用した方が費用対効果が高いケースもあります。ストーリーを配信する前に、今一度コンテンツごとの配信目的を明確にしていきましょう。
ストーリーで掲載する情報を絞り込むのも、インスタマーケティングにおいて重要です。ストーリーは全画面表示されるのでいろいろと情報を詰めたくなりますが、情報量が多いとかえってユーザーに情報が伝わりにくくなります。
視覚的なストレスも強くなるので、ストーリーが飛ばされてしまう可能性も高まります。掲載する情報は方向性を揃えて、可能な限り絞るようにしましょう。「詳細はこちらのリンクから!」といった形で、別ページで詳細情報を掲載するのがおすすめです。
ストーリーで利用できる各種機能を余すことなく活用しましょう。たとえば、前述したハイライト機能を使えば、ストーリーの投稿をアカウントページに保存することができます。また、ハッシュタグ機能を使えばストーリーの拡散にもつなげられますし、ショッピング機能を使うことでストーリー画面上から商品購入の手続きに移ることも可能です。
さらに、アンケートやリスポストなどを行えば、ユーザーと直接コミュニケーションをとることもできます。
これらの機能は、すべて無料で利用できます。Instagramは、商品・サービスのプロモーション・販売に非常に適したプラットフォームといえるでしょう。
Instagramのストーリー上に広告を掲載することも可能です。広告掲載の場合、自社アカウント以外のストーリーで広告を表示できます。Instagram広告のターゲティング機能を活用すれば、広告配信先のユーザーを絞ることもできるので、費用対効果の高いプロモーションを実現しやすいです。
自社アカウントでのストーリー投稿と併用して、ストーリーズ広告を運用するのもおすすめです。特に、自社アカウントの認知度が低かったりフォロワー数がまだ多くない段階では、ストーリーズ広告を併用した方が効率よく商品・サービスのプロモーションを進められます。
インスタマーケティングをこれから初めて行う場合は、インスタ・SNSマーケティングに精通したコンサルティング会社に相談するのもおすすめです。
下記の記事にて、おすすめのインスタマーケティング会社をまとめています。こちらも合わせて参考にしてみてください。
関連記事:インスタ・SNSマーケティングで人気の会社12選!必ず見つかる目的別まとめ
また、下記の記事ではインスタで効果的な集客方法について解説しています。インスタを使って本格的に集客したい方はぜひご覧になってください。
関連記事:インスタで効果的な集客方法を徹底解説!おすすめの集客ツールもご紹介
個人のみならず、企業もストーリーを活用して自社商品・サービスのPRを行っています。ストーリーを上手く活用している企業を厳選して7社ピックアップしてみました。
各企業が、どのようなストーリー戦略を導入しているか見ていきましょう。
老舗のコーヒーチェーン店として有名なスターバックスは、ストーリー上で新商品の紹介を実施しています。
引用:https://www.instagram.com/starbucks_j/
商品名でハッシュタグをつけており、ユーザーによる二次拡散を狙ったストーリーになっている点が特徴です。
スターバックスの投稿を見たユーザーが、ストーリーのハッシュタグをつけて投稿することで、他のユーザーにもストーリーを見てもらいやすくなります。
ストーリーの投稿画像も季節やシーンに合わせた内容となっており、クリエイティブ面でもクオリティが高いです。自社商品・サービスを拡散させたい際に参考になる、ストーリー画像といってよいでしょう。
高画質のウェアラブルカメラを提供しているGoProでは、Instagramのストーリーを活用して自社商品の動画画質の高さをアピールしています。
引用:https://www.instagram.com/goprojp/
実際にGoProを使って撮影された動画がストーリーに投稿されており、GoProの性能をその場で体感することが可能です。
また、GoProでは定期的に動画・写真のコンテストも実施しています。GoProユーザーが撮影した動画・写真をストーリーに投稿することで、GoProユーザー間の交流を深めることはもちろんのこと、まだGoProを購入していないユーザーの購買意欲も高めることが可能になっています。
トラベルサイト大手のじゃらんでは、ストーリー上で旅行や観光関連のハッシュタグがついた一般ユーザーの投稿を掲載しています。自社で投稿画像を作成するのではなく、一般ユーザーの投稿を使用している点が画期的です。
引用:https://www.instagram.com/jalan_net/
実際に旅行で訪れた場所の写真を見れば、旅行に行きたくなる気持ちを高めやすいでしょう。ストーリーを見て旅行に行きたくなったユーザーは、そのままじゃらんのサイトを訪問してツアーやホテルの予約する可能性が高まります。
じゃらんのように一般ユーザーの投稿を利用すれば、自社でストーリー投稿の制作をする負担が少なくなります。ただし、ユーザーの投稿を無断で転載するのはNGです。利用したい際は、必ず掲載元のユーザーに許可を得る必要があるので注意してください。
文房具や雑貨、インテリアなど生活雑貨を幅広く扱うロフトでは、取り扱いジャンルの豊富さを活かして多種多様な商品をストーリーで紹介しています。商品の紹介画像では背景画像や色遣いに工夫が見られ、デザイン性の高いクリエイティブになっています。
引用:https://www.instagram.com/loft_official/
生活雑貨をメインに扱う場合は、ロフトのストーリー画像は非常に参考になるでしょう。
また、ロフトのInstagramアカウントでは、ハイライトでストーリー投稿が保存されています。ハイライトは「Stationery」「Lifestyle」「Beauty」の3ジャンルに分かれており、見たい商品のストーリーをすぐに見つけやすいです。ユーザーの利便性を考慮している点も、自社のInstagram運用で参考にしたいところです。
クラシルは、毎日の料理で使えるレシピ動画の紹介・投稿サービスです。ストーリーでは、動画で様々なジャンルのレシピを紹介しています。作り方のポイントなども箇条書きで掲載されているので、短い尺の動画でもレシピを理解しやすい構成になっています。
引用:https://www.instagram.com/kurashiru/
また、投稿されたストーリーは月ごとにハイライトでまとめられています。肉料理、おつまみ、スイーツなどカテゴリ別でストーリーがまとめられているので、あとからハイライトを見ても目当てのレシピを探しやすいです。
ストーリーからクラシルのサイトへアクセスできるよう、リンクも挿入されています。レシピ紹介動画のクオリティも高い点に加えて、自社サイトへの導線もしっかり組まれている点が非常に参考になります。
生活雑貨や家電、インテリア商品など幅広い商品を扱う東急ハンズも、Instagramのストーリーを有効に活用しています。
ストーリーでは商品紹介に加えて、購入者が実際にどのように商品を利用しているか画像で紹介しています。
引用:https://www.instagram.com/tokyuhandsinc/
ハイライトにおいても、定番商品の活用事例をまとめています。
商品紹介にとどまらず、購入者の活用事例を紹介することで視聴者の購買意欲を高めている点も、東急ハンズのストーリー投稿の特徴といえるでしょう。
老舗のアイスクリームメーカーとして有名なハーゲンダッツでは、Instagramのストーリーで販売商品の豆知識をまとめています。
引用:https://www.instagram.com/haagendazs_jp/
複数枚の画像で豆知識がまとめられており、商品のこだわりや美味しさの秘訣を知ることができます。最後のスライドには公式サイトへのリンクも挿入されており、サイト流入への導線も抜かりありません。
また、新商品の紹介もストーリー上で実施しています。各種キャンペーン情報もストーリーで発信しており、新しい情報と既存商品の紹介をバランスよく入れてストーリー投稿を実施している点も、ハーゲンダッツの特徴といえるでしょう。
Instagramのストーリーを活用することで、自社商品・サービスの販売・認知度アップを効率よく行うことが可能です。ストーリーは投稿から24時間で削除されるため、期間限定のセール情報や割引情報などの配信にも向いています。
また、ハイライト機能を使えば、ストーリー投稿を消さずに保存することも可能です。
ストーリー投稿は無料で利用できますので、インスタマーケティングで利用しない手はありません。Instagramのストーリーを活用して、自社のファン獲得に繋げていきましょう。
インスタグラムは数あるSNSの中でも、圧倒的な訴求力を持つマーケティングツールであることから、運用代行する企業も増加し続けています。
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