お問い合わせ

公開日:

販促ポップとは?種類・作り方の手順と売上につながるデザインのコツ・注意点を解説

「同じ商品なのに、ポップを付けた棚だけ売れ行きが違う」——店舗運営に関わる方なら、一度は経験があるのではないでしょうか。販促ポップは、購入を決める直前のお客さまに働きかけられる、数少ない販促ツールです。

一方で、作れば必ず売れるわけではありません。情報を詰め込みすぎて読まれない、設置場所と訴求内容が合っていない、価格の書き方で思わぬ指摘を受ける——こうしたつまずきは、現場で頻繁に起きています。

本記事では、販促ポップの役割と種類から、作成手順、デザインと書き方のコツ、制作方法と費用の目安、表示で注意したいルール、効果測定までを順に整理しました。初めてポップを作る方も、作っているが効果を実感できていない方も、売り場を見直す材料としてご活用ください。

確認したいポイント結論詳細
販促ポップとは何を指すもの?購入直前の売り場でお客さまに訴求する広告物販売員に代わり商品の価値や価格を伝えるツール。購買時点で接触できる点が他の販促物と異なる。
販促ポップにはどんな種類がある?店頭・店内・商品まわり・電子の4つに整理できるのぼりやタペストリーからプライスカード、スイングポップ、電子ポップまで。設置場所で役割が変わる。
販促ポップの効果は?購買喚起に加え、接客工数の削減と売り場づくり素通りを防いで足を止め、スタッフが対応できない時間帯も商品説明を代行する。店舗の印象形成にも影響する。
販促ポップはどう作る?目的設定・情報の絞り込み・配置・検証の4段階いきなり書き始めない。誰に何を伝えて何をしてほしいかを一文で決めてから制作に入ると精度が上がる。
デザインで押さえる点は?伝える情報を1つに絞り、視認距離に合わせて設計するキャッチは短く具体的に。色は3色以内に抑え、書体と余白で読みやすさを確保するのが基本になる。
制作方法と費用の目安は?手書き・自社ツール・外注の3つを使い分ける手書きは低コストで小回りが利く。統一感や量産が必要な場面は印刷やデザインの外注が向いている。
表示で注意すべきことは?価格や効果の表記は景品表示法の対象になる二重価格表示は比較対照価格の根拠が必要。誇張した効果表現も不当表示に該当するおそれがある。
効果はどう測る?設置前後の販売数を同じ条件でそろえて比較する対象商品の販売個数や売上を一定期間で比べる。一度に複数の要素を変えず、検証項目を絞るのが基本。

この記事でわかること

  • 販促ポップが売り場で果たす役割と、購買直前に働きかけられる理由
  • 設置場所ごとの種類の違いと、目的に応じた選び方
  • 目的設定から設置後の検証までをつなぐ作成手順4ステップ
  • 読まれるキャッチコピー・文字サイズ・配色の考え方
  • 景品表示法で注意すべき価格表示と、効果測定・改善の進め方

マーケティングに関するお悩みは、
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

イーペースには、SNS、広告、SEOなど各施策ごとのスペシャリストが在籍しており、あらゆる施策に対応しています。お気軽にお問合せください。

  • 総合提案の豊富な実績
  • 戦略立案から実行まで行えるからこその詳しい理解
  • 上流工程からの施策落とし込みが可能
無料相談はこちら

販促ポップとは?売り場で果たす役割

販促ポップとは、店頭や売り場に設置し、商品の価格や特徴を伝えて購買を後押しする広告物のことです。POPは「Point of Purchase(購買時点)」の頭文字で、買うかどうかを決める直前のタイミングでお客さまに接触できる点が、他の販促手段との大きな違いになります。

チラシや広告は来店前の接点をつくる施策ですが、販促ポップは商品を手に取る場面そのものに働きかけます。売り場で判断が揺れている数秒間に、購入する理由を提示できる位置にあるツールだといえます。

販促ポップが担う4つの役割

ひとくちにポップといっても、売り場では複数の役割を同時に担っています。整理すると次の4つです。

  • 購買意欲の喚起:商品の価値や使い方を提示し、迷っているお客さまの背中を押す
  • 足を止めさせる:商品が並んでいるだけの棚を素通りさせず、視線と関心を引き寄せる
  • 接客の代行:スタッフが対応できない時間帯でも、商品説明や比較情報を伝え続ける
  • 売り場の印象づくり:季節感や店舗のトーンを表現し、店全体の雰囲気を形づくる

特に人手が限られる店舗では、接客を代行する役割の価値が大きくなります。説明が必要な商品ほど、ポップの有無で販売数に差が出ます。

購買直前の接点だからこそ効く

来店するお客さまの全員が、買うものを決めて店に入るわけではありません。売り場を歩くなかで比較し、その場で決める場面は日常的に発生します。

そのため、購入を検討している瞬間に、判断材料を一つ足せるかどうかが販売数を左右します。目的の商品を買いに来たお客さまに関連商品を提案する、いわゆる「ついで買い」を促す働きも、ポップが担っている機能です。

店舗への集客そのものを強化したい場合は、【2026年最新】MEO対策の費用相場と料金体系を比較も併せて確認してください。

他の販促物との違い

チラシ、DM、Web広告は、来店や訪問を促すための施策です。対して販促ポップは、すでに売り場にいる人に向けて発信します。接触する相手が「これから買うかもしれない人」に限定されている分、伝えるべき内容も変わります。

来店前の施策では店舗や商品の存在を知ってもらうことが中心になりますが、売り場では「なぜこれを選ぶべきか」という比較の材料が求められます。同じ商品でも、伝える情報の優先順位が入れ替わる点は意識しておきたいところです。

そのため、チラシの文言をそのままポップに転用してもうまく機能しません。集客用の言葉と、売り場で背中を押す言葉は分けて考えてください。

販促ポップの主な種類と設置場所

販促ポップは種類が非常に多く、名称だけを覚えても使い分けはできません。設置する場所を軸に整理すると、目的に合うものを選びやすくなります。

店頭に設置するポップ

店舗の外や入口付近に置き、通行客の来店を促すためのものです。のぼり旗、A型看板、タペストリー、店頭ポスターなどが該当します。

遠くから視認される前提のため、文字は大きく、伝える内容は一つに絞ります。店の存在を知らない通行客にも届くのが、店頭ポップの最大の価値です。

店内で導線をつくるポップ

入店したお客さまを目的の売り場へ導くための表示です。天井から吊るすシーリングポップ、壁面ポスター、フロア案内、催事の告知などが含まれます。

売り場の位置を伝えるだけでなく、店内を回遊させる役割も担います。スペースが限られる店舗では、天井や壁面といった空きスペースの活用が効果的です。

商品まわりに置くポップ

商品のすぐそばで直接購買を促すもので、プライスカード、ショーカード、スイングポップ、アテンションシールなどがあります。ポップと聞いて多くの人が思い浮かべるのがこの区分です。

スイングポップは棚から前方に飛び出して揺れるため、並んだ商品のなかでも視線を集めやすい形状です。同じ棚に何枚も付けると効果が薄れるため、推したい商品を絞って設置するほうが結果につながります。

電子ポップ・デジタルサイネージ

ディスプレイに映像や静止画を表示するタイプです。動きのある表示で注目を集めやすく、時間帯やタイミングによって内容を切り替えられる点が紙にはない強みになります。

一方で初期費用と運用の手間がかかります。商品単位で訴求するなら小型、来店誘導なら大型といった具合に、設置場所と目的を決めてから機種を選んでください。

目的から種類を選び分ける

種類が多いからこそ、あれもこれもと設置すると売り場が煩雑になり、かえって何も伝わらなくなります。達成したいことを先に決め、そこから設置場所と形状を逆算する流れをつくってください。

  • 来店客数を増やしたい→のぼり、A型看板、店頭ポスターなど外向きのポップを強化する
  • 特定商品の販売数を伸ばしたい→スイングポップやショーカードで棚の中の存在感を高める
  • 客単価を上げたい→関連商品を提案するカードを、主力商品の隣に配置する
  • 在庫を動かしたい→期間や数量を明示した告知ポップを、目線の高さに設置する

売り場のなかで最も見られるのは、大人の目線からやや下の高さだといわれます。棚の最上段や足元は視界に入りにくいため、推したい商品ほど中央の段に配置すると効果が出やすくなります。

販促ポップを設置する効果とメリット

ポップを設置する価値は、売上に直接つながる部分だけではありません。運営面での効果も含めて整理します。

売上に直結する効果

最も大きいのは、購買意欲を高めて販売数を押し上げる効果です。価格の安さだけでなく、素材、産地、使い方、開発の背景といった情報が加わることで、価格以外の判断基準がお客さまに生まれます。

また、関連商品の提案によって客単価を上げる効果も見込めます。「この商品と一緒に使うと便利です」という一言があるだけで、単品購入が複数購入に変わる場面は珍しくありません。

価格競争に巻き込まれにくくなる点も見逃せません。安さ以外の価値が伝われば、多少高くても選ばれる状態をつくれます。値引きに頼らず売る手段として、ポップは現実的な選択肢になります。

運営面で得られるメリット

販売スタッフを常時配置しなくても、商品説明を継続できます。接客に割く時間を減らせるため、実質的な人件費の抑制につながるのは見落とされがちな利点です。

さらに、スタッフによって説明内容がばらつく問題も解消できます。伝えたい情報をポップに固定しておけば、誰が対応しても同じ品質で商品の価値が伝わります。

季節感の演出やブランドイメージの表現にも寄与します。店舗の世界観を売り場で表現する手段としても機能するため、SNSでの発信内容と表現をそろえておくと相乗効果が生まれます。詳しくはSNSを利用してお店の宣伝効果を高める方法をご覧ください。

販促ポップの作り方4ステップ

効果が出ないポップに共通するのは、準備をせずに書き始めていることです。次の4段階を踏むだけで、精度は大きく変わります。

ステップ1:目的とターゲットを決める

最初に「誰に、何を伝えて、どう動いてほしいのか」を一文で言語化します。新商品を知ってもらいたいのか、在庫を動かしたいのか、関連購入を促したいのかで、書くべき内容は変わります。

ターゲットも具体的に想定してください。平日の昼に来る層と休日の家族連れでは、響く言葉が異なります。この一文が、以降の判断すべての基準になります。

ステップ2:伝える情報を1つに絞る

書きたいことは複数あるはずですが、売り場で読まれる文字数は限られます。価格、特徴、使い方、口コミをすべて載せると、結果的にどれも印象に残りません。

商品の魅力を書き出したうえで、ターゲットにとって最も購入理由になりやすい一点だけを主役に据えます。残りは補足として小さく添えるか、思い切って削ります。

絞り込みに迷ったときは、実際に購入したお客さまが何を理由に選んだかを思い出してください。スタッフが接客で最も反応の良かった一言は、そのままポップの主役になり得ます。現場の会話は、机上で考えた文言より説得力を持ちます。

ステップ3:レイアウトを組む

情報に優先順位をつけ、大きさと配置で表現します。最も伝えたい言葉を最大サイズで上部に置き、補足を下に小さく配置するのが基本形です。

設置場所のサイズと、お客さまが見る距離もこの段階で確認します。棚に付ける小さなカードと、通路の先から見られるボードでは、必要な文字サイズがまったく異なります。

紙に清書する前に、鉛筆で大まかな配置を描いておくと修正が容易です。書き始めてから構成を考えると、途中で文字が入りきらなくなることが多いため、配置の確定を先に済ませておきましょう。

ステップ4:設置して反応を確かめる

作って終わりにせず、設置後の反応を確認します。実際に売り場に立ち、お客さまの視線が止まるか、手に取る動きが増えたかを観察してください。

読まれていないと感じたら、文字サイズか設置位置のどちらかを疑うのが定石です。内容を書き直す前に、まず見える状態になっているかを確認しましょう。

マーケティングに関するお悩みは、
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

イーペースには、SNS、広告、SEOなど各施策ごとのスペシャリストが在籍しており、あらゆる施策に対応しています。お気軽にお問合せください。

  • 総合提案の豊富な実績
  • 戦略立案から実行まで行えるからこその詳しい理解
  • 上流工程からの施策落とし込みが可能
無料相談はこちら

売上につながるデザインと書き方のコツ

ここからは、実際に手を動かすときに押さえたい具体的なポイントを整理します。

キャッチコピーは短く、具体的に

売り場を歩くお客さまが一枚のポップを見る時間は、ほんの数秒です。読ませる文章ではなく、目に飛び込む一行を用意するという発想に切り替えてください。

「おすすめ商品」のような抽象的な言葉は素通りされます。「洗い物が半分になります」「店長が3年通って選びました」のように、具体的な変化や背景を示すほうが手が伸びます。数字を入れると、さらに情報の輪郭がはっきりします。

文字サイズと書体は視認距離から決める

文字の大きさは、デザインの好みではなく、見られる距離から逆算します。棚のカードなら至近距離、店頭ボードなら数メートル先が基準です。

書体は多用しないのが原則で、1枚のポップに使う書体は2種類までに抑えると読みやすさが安定します。細い明朝体は遠くから読みにくいため、視認性を優先する場面では太いゴシック体が向いています。

色は3色以内に抑える

色数が増えるほど、どこを見ればよいかが伝わらなくなります。ベースの色、文字の色、強調の色という3色構成にまとめると、自然と視線の順序が生まれます。

強調色は、最も伝えたい一点にだけ使ってください。すべてを赤字にすると、結局どれも目立たなくなります。店舗のブランドカラーがある場合は、それを軸に配色を決めると売り場全体の統一感も保てます。

手書きと印刷を使い分ける

手書きポップは親しみやすさが伝わり、印刷物が並ぶ売り場では逆に目立ちます。書き手の熱量が伝わるため、こだわりや推薦理由を伝える商品と相性が良い方法です。

一方、複数店舗で同じ販促を展開する場合や、価格改定で差し替えが頻繁に発生する場合は印刷のほうが適しています。手書き風のフォントやイラストを使えば、印刷でも親しみやすさは表現できます。

余白を残して情報量を調整する

紙面を埋めようとすると、文字も装飾も増えていきます。しかし余白は情報を目立たせるための要素であり、削るべきものではありません。

文字の周囲に空間を確保すると、離れた位置からでも言葉の輪郭がはっきりします。書き終えたら一度売り場の距離まで下がり、最初に目に入る言葉が意図したものになっているかを確認してください。

写真やイラストを載せる場合も、点数を絞ります。商品の使用場面が伝わる一枚があれば十分で、複数並べると視線が分散します。文字と画像のどちらを主役にするかを先に決めておくと、レイアウトの判断が早くなります。

制作方法と費用の目安

制作の進め方は、更新の頻度と必要な枚数によって選び分けます。

手書きで内製する

紙とマーカーがあれば始められるため、費用は最小限で済みます。売り場の変化に合わせて即日で差し替えられる機動力も強みです。

課題は品質のばらつきと作成時間です。担当者の力量に左右されるため、書き方の型やテンプレートを社内で共有しておくと、誰が書いても一定の水準を保てます。

パソコンやアプリで作る

表計算ソフトやプレゼンソフト、無料のデザインツールでも十分に制作できます。データを残せるため、価格や文言の差し替えが容易で、複数店舗への展開もしやすくなります。

印刷はオフィスのプリンターで対応でき、部数が増える場合はネット印刷を使うと単価を抑えられます。用紙やラミネートの有無で見え方が変わるため、素材選びも仕上がりに影響します。

デザイン会社や印刷会社に外注する

統一感のある販促物を大量に展開する場合や、什器と一体で制作する場合は外注が現実的です。デザイン費に加えて印刷費・加工費がかかるため、枚数と仕様で見積もりは大きく変動します。

外注する際は、訴求したい内容と設置場所の写真を先に共有すると、提案の精度が上がります。デザインだけを依頼して印刷は自社で行う、といった分割発注でコストを抑える方法もあります。

コストを抑えるための考え方

費用を抑える近道は、使い回せる設計にしておくことです。商品名や価格を差し替えるだけで再利用できるテンプレートを用意すれば、制作にかかる時間そのものが減ります。

季節の販促物も、日付や年号を入れずに作れば翌年以降も使えます。

マーケティングに関するお悩みは、
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

イーペースには、SNS、広告、SEOなど各施策ごとのスペシャリストが在籍しており、あらゆる施策に対応しています。お気軽にお問合せください。

  • 総合提案の豊富な実績
  • 戦略立案から実行まで行えるからこその詳しい理解
  • 上流工程からの施策落とし込みが可能
無料相談はこちら

表示で気をつけたいルールと注意点

ポップは広告物であるため、記載内容は景品表示法の対象になります。悪意がなくても、書き方によっては不当表示に該当するおそれがあります。

二重価格表示の書き方

「通常価格1,000円→本日800円」のように、販売価格に比較対照価格を併記する表示を二重価格表示といいます。消費者庁は価格表示に関する考え方を示しており、比較対照価格に実際の販売実績がない場合などは、不当表示に該当するおそれがあるとされています(出典:消費者庁「二重価格表示」)。

過去の価格を比較対照に用いる場合は、その価格で実際に相当期間販売していた事実が前提になります。セールに合わせて一時的に高い価格を付け、直後に値引き表示を行うといった運用は避けてください。

効果や品質の表現

「一番売れています」「必ず効果があります」といった表現は、根拠がなければ問題になります。売上順位を書くなら集計期間と範囲を明示し、効果に触れる場合は断定を避けるのが基本です。

手書きポップは現場の判断で作られやすいため、記載内容のチェック体制を決めておくと安心です。価格や効果に触れる表記は、店舗任せにせず本部で確認する運用にしておくとリスクを抑えられます。

表示ルールと売り場の安全

食品を扱う場合は、アレルギーや原産地などの表示ルールにも配慮が必要です。また、通路にはみ出す設置や、避難経路をふさぐ配置は安全面の問題になります。

訪日客が多い立地では、多言語表記や図を使った案内も検討の余地があります。具体的な考え方はインバウンド集客でSNSを活用するポイント5選で扱っています。

なお、他社の広告や写真、キャラクターを無断で使用することも避けてください。手元にある素材を安易に流用すると、権利上の問題につながります。商用利用が認められた素材か、自社で撮影・作成したものを使うのが原則です。

効果測定と改善の進め方

販促ポップは、作った後に手を入れられるかどうかで成果が変わります。感覚に頼らず、数字で判断する仕組みをつくりましょう。

設置前後を同じ条件で比べる

最も基本的な方法は、対象商品の販売個数を設置前後の同じ日数で比較することです。曜日構成や天候、他の販促施策の有無をそろえないと、正しく比べられません。

一度に複数の要素を変えないことが鉄則です。ポップと陳列位置を同時に変えると、どちらが効いたのか判断できなくなります。検証する要素は必ず1つに絞ってください。

同じ商品で複数の案を試す

複数店舗を運営している場合は、店舗ごとに異なるキャッチコピーを設置して比較する方法が使えます。単店舗であれば、期間を区切って入れ替える方式でも構いません。

反応が良かった表現は、他の商品にも展開できる型として記録しておきます。売れた理由を言語化して蓄積すると、次のポップづくりの時間が短縮されます。

写真で残しておくのも有効です。どのポップでどれだけ売れたかを画像と数字でセットにして保管すると、担当者が交代しても判断基準が引き継がれます。ファイル名に商品名と期間を入れておくだけで、後から探しやすくなります。

レジのデータと突き合わせれば、時間帯や曜日ごとの傾向も見えてきます。売れている時間に合わせて訴求を変えるところまで踏み込めると、同じ売り場でも成果の伸び方が変わります。

定期的に差し替える

同じポップを長期間置いたままにすると、常連客の目には風景として溶け込み、注意を引かなくなります。季節や販売状況に合わせて内容を更新しましょう。

汚れや色あせも印象を損ないます。「いつ設置したか」を裏面に記録しておくと、差し替えの判断がしやすくなります。オンラインでの取り組みと合わせた改善の考え方は、デジタルマーケティング成功事例15選が参考になります。

よくある失敗と対策

  • 情報を詰め込みすぎる→主役の一点を決め、残りは削るか小さく添える
  • 設置場所が視界に入っていない→売り場に立ち、お客さまの目線の高さから確認する
  • すべてを強調してしまう→強調色と最大サイズは1枚につき1カ所に限定する
  • 設置したまま放置する→更新の周期を決め、担当者と点検日をあらかじめ設定する
  • 効果を感覚で判断する→対象商品の販売個数を、同じ条件の期間で比較する

これらは特別な技術がなくても防げるものばかりです。作る前のチェックリストとして共有しておくと、担当者が変わっても品質を保てます。

まとめ

販促ポップは、購入を決める直前のお客さまに働きかけられるツールです。設置場所ごとに役割が異なり、目的に合わせて種類を選び分けることで効果が変わります。

目的とターゲットを一文で決め、伝える情報を1つに絞り、視認距離からサイズを設計し、設置後に数字で検証する。この流れを回せば、ポップは感覚に頼らない販促手段になります。価格や効果の表記が景品表示法の対象になる点も、あわせて押さえておいてください。

まずは売れ行きを伸ばしたい商品を1つ選び、キャッチコピーを書き直すところから始めてみましょう。

また、Epaceはこれまで700社以上の企業を支援してきた実績をもとに、販促POPをはじめとした販促物の企画・制作を支援しています。商品やサービスの特徴、ターゲット、設置場所などを踏まえ、商品の魅力がひと目で伝わるデザインやキャッチコピーを設計し、購買や問い合わせなどの行動につながる販促POPをご提案いたします。

「売上につながる販促POPを作りたい」「商品の魅力をうまく伝えられない」「店舗や売り場に合わせて販促物を見直したい」などのお悩みがございましたら、ぜひお気軽にEpaceへご相談ください。商品やターゲット、販促目的に合わせて、売上アップにつながる販促POPの企画・制作をご支援いたします。

この記事をSNSでシェアする

開催予定のセミナー

現在、開催予定のセミナーはありません。

1分で入力完了! お問い合わせ・ご相談