お問い合わせ

公開日:

更新日:

ASO対策会社の選び方|依頼できる業務・費用相場・依頼するメリットと注意点を解説

アプリをリリースしても、ストア内で見つけてもらえなければダウンロードにはつながりません。App StoreやGoogle Playの検索結果やランキングで自社アプリを上位に表示させ、インストールを増やすための施策が「ASO(アプリストア最適化)」です。

ASO対策はキーワード調査、アプリ名や説明文の調整、アイコンやスクリーンショットの改善、レビュー対策など幅広い知識を必要とするため、専門のASO対策会社に依頼する企業が増えています。一方で、「どの会社に頼めばよいのか」「費用はいくらかかるのか」「本当に効果があるのか」と迷う担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ASO対策会社に依頼できる業務、依頼するメリットとデメリット、会社のタイプと選び方、費用相場、依頼の流れと成果を出すためのポイントを順番に整理します。アプリのダウンロード数を伸ばしたい方が、自社に合った依頼先を判断できるようにまとめました。

まずは、この記事で確認できるポイントを表にまとめます。気になる項目からご覧ください。

確認したいポイント結論詳細
ASO対策会社に依頼できることは?キーワード設計からクリエイティブ・レビュー改善までストア内検索のキーワード調査、アプリ名・説明文の最適化、アイコンやスクリーンショットの改善、レビュー対策、効果測定までを依頼できる。
ASO対策会社に依頼するメリットは?広告に頼らずインストールを継続的に増やせるストアの検索経由でインストールが増えれば獲得単価が下がる。専門知識とツールによる分析を任せられ、ストア広告やSNSとの連動も設計できる。
ASO対策会社を選ぶポイントは?実績・施策の根拠・対応範囲・料金の透明性で比較同ジャンルの実績、施策の根拠説明、iOSとAndroid両対応、レポート体制、料金体系、根拠のない上位表示保証をしていないかの7点を確認する。
ASO対策の費用相場は?単体で月8万〜25万円、統合支援で月30万〜100万円キーワード・メタデータ最適化のみなら月8万〜25万円、クリエイティブ制作や広告運用を含むと月30万〜100万円超。スポット診断は数万〜30万円。
依頼の流れと成果が出るまでの期間は?分析から改善まで5ステップ、目安は3〜6か月現状分析と目標設定、キーワード調査、ストアページ改善、レビュー改善、効果測定の順に進める。メタデータの反映は早いが順位や評価の改善には時間がかかる。

この記事でわかること

  • ASO(アプリストア最適化)の基本と、ASO対策会社に依頼できる業務の範囲
  • ASO対策会社に依頼するメリットと、事前に知っておきたいデメリット
  • ASO対策会社の4つのタイプと、失敗しない選び方7つのポイント
  • 依頼範囲別の費用相場と、月額固定・成果報酬などの料金体系の違い
  • 依頼の流れ、成果が出るまでの期間の目安、検索流入・クリエイティブ改善の支援事例

マーケティング支援に関するお悩みは、
マーケティング支援に特化した
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

これまで200社以上の実績があり、マーケティング支援で成果を出しているからこそのノウハウや情報もお伝えできますので、お気軽にお問合せください。

  • マーケティング支援に関するお悩み相談(どんなことでも)
  • 業界ごとのマーケティング支援の事例紹介
  • マーケティング支援で得られる成果のシミュレーション
無料相談はこちら

目次

ASO対策会社とは?ASO対策の基本と依頼できる業務

ASO対策会社とは、App StoreやGoogle Playにおける自社アプリの検索順位や表示機会を高め、ストアページからのインストール率を改善する施策を専門に支援する会社です。ここでは、ASOの基本、対策で扱う要素、依頼できる業務、SEOとの違いを整理します。

依頼先を比較する前に、ASOで何ができて、何ができないのかを把握しておくことが、期待値のずれを防ぐ第一歩です。

ASO(アプリストア最適化)とは

ASOは「App Store Optimization」の略で、アプリストア内でアプリを見つけてもらいやすくし、ストアページを訪れたユーザーにインストールしてもらうための最適化施策を指します。Webサイトにおける検索エンジン最適化(SEO)のアプリストア版と考えると分かりやすいでしょう。

ストア内検索は、アプリを見つける経路として最も大きな割合を占めています。Appleの「Apple Ads公式サイト」によると、App Storeの訪問者の70%がアプリを探すために検索を行っており、ダウンロードのうち65%近くは検索結果から直接行われています。検索結果で上位に表示されるかどうかが、ダウンロード数を大きく左右するということです。

スマートフォンの普及も進んでいます。総務省の「令和7年通信利用動向調査」によると、スマートフォンを保有する世帯の割合は91.8%、個人の保有割合は78.9%に達しています。アプリを通じた顧客接点の重要性が高まるなか、ストア内での見つけやすさは事業成果に直結する要素になっています。

ASO対策で扱う主な要素

ASO対策は、大きく「検索で見つけてもらう施策」と「ストアページでインストールしてもらう施策」の2つに分かれます。具体的には、次の要素を扱います。

  • キーワード・メタデータ:アプリ名、サブタイトル、キーワードフィールド(App Store)、説明文(Google Play)に検索需要のある語句を適切に配置する
  • クリエイティブ:アイコン、スクリーンショット、プレビュー動画を改善し、ストアページを見たユーザーのインストール率(CVR)を高める
  • レビュー・評価:星評価やレビュー内容を改善し、検索順位とインストール率の両方に好影響を与える
  • ランキング・特集:カテゴリランキングやストアの特集枠に掲載されるための施策
  • ローカライズ:海外展開時に、各国の言語・文化に合わせてメタデータやクリエイティブを最適化する

App StoreとGoogle Playでは、検索順位に影響する要素や文字数の制限が異なります。たとえばApp Storeではアプリ名とサブタイトルはそれぞれ30文字以内、キーワードフィールドは100文字以内で、説明文は検索順位には反映されません。一方、Google Playではタイトル30文字、簡単な説明80文字に加え、詳細な説明の内容も検索に影響します。両ストアの仕様の違いを理解したうえで施策を設計できるかが、ASO対策会社の力量を見極めるポイントになります。

ASO対策会社に依頼できる業務

ASO対策会社には、分析から施策の実行、効果測定まで幅広い業務を依頼できます。主な業務は次のとおりです。

  • 現状分析:検索順位、インストール率、競合アプリとの比較、レビュー内容の分析
  • キーワード調査・設計:検索ボリュームと競合度をもとにした対策キーワードの選定
  • メタデータの最適化:アプリ名、サブタイトル、説明文、キーワードフィールドの改善提案と反映
  • クリエイティブ制作・改善:アイコン、スクリーンショット、プレビュー動画の企画・制作、A/Bテスト
  • レビュー・評価対策:レビュー依頼のタイミング設計、返信対応、ネガティブレビューの分析と改善提案
  • 効果測定・レポート:順位変動、インストール数、CVRの推移を可視化し、次の施策を提案
  • ストア広告・その他施策との連携:Apple AdsやGoogleアプリキャンペーン、SNS施策との組み合わせ

すべてを一括で依頼する必要はなく、キーワード診断だけをスポットで依頼する、クリエイティブ改善だけを任せるといった部分的な依頼も可能です。自社の課題と社内リソースに応じて、任せる範囲を決めましょう。

SEO対策との違い

ASOはSEOと似た考え方に基づく施策ですが、対象と評価の仕組みが異なります。SEOがGoogleなどの検索エンジンを対象にWebページの評価を高めるのに対し、ASOはApp StoreやGoogle Playという閉じたプラットフォーム内での評価を高める施策です。

ASOでは、被リンクのような外部要因よりも、メタデータ、インストール数と継続率、レビュー・評価といったストア内の指標が重視されます。また、ストアページの構成要素が限られているため、アイコンやスクリーンショットといったクリエイティブの影響がSEO以上に大きい点も特徴です。

なお、アプリのランディングページやWebサイトからの流入を増やしたい場合は、SEO対策と組み合わせることで効果を高められます。

ASO対策会社に依頼するメリットとデメリット

ASO対策は社内でも取り組めますが、専門会社に依頼することで得られる効果は少なくありません。ここでは、依頼するメリットと、事前に理解しておきたいデメリットを整理します。

メリット1:広告に頼らないインストールを継続的に増やせる

ASO対策の最大のメリットは、ストア内検索やランキング経由のオーガニックなインストールを増やせることです。広告は出稿を止めた瞬間にインストールが止まりますが、ASOで検索順位やストアページのCVRが改善されれば、その効果は継続します。

また、ストアページのCVRが上がれば、広告経由でストアページに来たユーザーのインストール率も同時に改善されます。ASOは広告の獲得単価(CPI)を下げる土台にもなるため、広告運用を行っている企業ほど取り組む価値が高い施策です。

メリット2:専門知識とツールを使った分析・改善を任せられる

ASOでは、検索ボリュームや競合アプリのキーワード、順位変動を把握するために専用ツールを使うのが一般的です。ASO対策会社に依頼すれば、ツールの利用料や分析にかかる工数を抑えつつ、経験にもとづく施策の優先順位付けを任せられます。

ストアの検索アルゴリズムや審査ガイドラインは定期的に更新されるため、最新の仕様を追い続ける必要があります。社内にアプリマーケティングの担当者がいない企業や、担当者が他の業務を兼任している企業ほど、外部の専門家に任せる効果が大きくなります。

メリット3:ストア広告やSNS施策と組み合わせて成果を最大化できる

ASOは単体で完結させるより、Apple AdsやGoogleアプリキャンペーンなどのストア広告、SNSでの認知獲得施策と組み合わせることで効果が高まります。たとえば、広告で獲得したインストールが増えると、ストア内のランキングや検索順位にも好影響が出るケースがあります。

アプリ広告やSNS運用まで一貫して支援できる会社であれば、ASOの成果を他の施策と連動させて、アプリ全体の獲得効率を高められます。Web広告の依頼先の選び方は「Web広告運用代行とは?費用相場・依頼内容・失敗しない会社の選び方を解説」も参考にしてください。

依頼する前に知っておきたいデメリットと注意点

ASO対策会社への依頼には、費用がかかる点のほかにいくつかの注意点があります。1つ目は、成果が出るまでに時間がかかることです。メタデータの変更は比較的早く反映されますが、検索順位やレビュー評価の改善は、一般的に3〜6か月程度の継続が必要とされています。

2つ目は、すべてを任せきりにすると社内にノウハウが蓄積されないことです。ASOはアプリのアップデートや競合の動きに合わせて継続的に見直す施策のため、施策の意図や結果を社内で共有してもらえる体制を作っておくことが重要です。

3つ目は、ストアのガイドラインに反する施策のリスクです。虚偽のレビュー投稿やインストール数の水増しといった手法は、ストアからアプリを削除される可能性があります。短期間での順位保証やレビューの購入を持ちかける会社は避けましょう。

ASO対策会社の4つのタイプと選び方7つのポイント

ASO対策会社は「どこも同じ」ではなく、得意領域や提供形態によって大きく4つのタイプに分かれます。ここでは、タイプの違いを整理したうえで、個別の会社を比較する際に確認したい7つのポイントを紹介します。

ASO対策会社の4つのタイプ

タイプ特徴向いている企業
ASO特化型キーワード最適化、クリエイティブ改善、レビュー対策などストア内施策に特化ASO単体での改善や費用対効果を重視する企業
アプリ広告統合型ASO対策とApple Ads、Googleアプリキャンペーン、SNS広告などの広告運用を一体化オーガニックと広告の両面からインストールを増やしたい企業
ツール提供型キーワード順位計測や分析機能を備えたASOツールと伴走支援の提供社内にノウハウを蓄積したい企業、複数アプリを管理する企業
総合マーケティング型ASO、SNS運用、Web広告、LP制作、コンテンツマーケティングなどの総合支援アプリの認知から獲得・継続利用までまとめて相談したい企業

1. 自社アプリのジャンル・目的に近い実績があるか

ASOは、ゲーム、ツール、EC、学習、マッチングなど、アプリのジャンルによって効果的なキーワードや訴求の見せ方が変わります。自社と近いジャンルや目的(新規インストール、既存ユーザーの再獲得、海外展開など)での実績があるかを確認しましょう。

問い合わせの際は、「どの施策で、どの指標がどれくらい改善したか」を具体的に聞くことが大切です。順位が上がっただけでなく、インストール数やCVRの改善まで示せる会社ほど、成果につながる提案が期待できます。

2. 施策内容と根拠を具体的に説明できるか

「キーワードを最適化します」といった抽象的な提案ではなく、どのキーワードを、なぜ、どの項目に配置するのかを根拠とともに説明できるかを確認します。検索ボリュームや競合度のデータ、ストアの仕様にもとづいた説明ができる会社は信頼できます。

逆に、施策内容を開示しない会社や、独自のノウハウを理由に説明を避ける会社は注意が必要です。施策の内容が分からなければ、社内で効果を判断することも、ノウハウを蓄積することもできません。

3. 対応範囲が自社の課題と合っているか

ASO対策会社によって、キーワード最適化のみ、クリエイティブ制作込み、レビュー対策込み、広告運用込みなど、対応範囲が異なります。自社の課題がどこにあるのか(検索で見つけてもらえていないのか、ページを見てもインストールされないのか)を整理し、その課題に対応できる会社を選ぶことが重要です。

たとえば、検索順位は高いのにインストール率が低い場合は、キーワード施策よりもスクリーンショットやレビューの改善が優先されます。課題の切り分けから相談できる会社であれば、無駄な施策に費用をかけずに済みます。

4. iOSとAndroidの両ストアに対応しているか

App StoreとGoogle Playは、検索アルゴリズムやメタデータの仕様、審査基準が異なります。両方のストアでアプリを配信している場合は、それぞれの仕様に合わせた施策を提案できるかを確認しましょう。

片方のストアの実績しかない会社に両方を任せると、仕様の違いを踏まえない施策になるおそれがあります。海外展開を予定している場合は、対象国のローカライズ実績もあわせて確認しておくと安心です。

5. レポートと改善サイクルの体制

ASOは一度施策を行って終わりではなく、順位やCVRの変化を見ながら継続的に改善していく施策です。レポートの内容と頻度、定例ミーティングの有無、改善提案までのサイクルを事前に確認しましょう。

順位の変動だけでなく、インストール数、CVR、レビュー評価の推移、広告経由との比較など、事業成果に近い指標まで報告してくれる会社であれば、投資対効果を判断しやすくなります。

6. 料金体系と契約条件の透明性

月額固定型、成果報酬型、スポット型など、料金体系は会社によって異なります。見積もりの内訳(分析費、施策実行費、クリエイティブ制作費、ツール利用料など)が明示されているか、最低契約期間や解約条件が明確かを確認しましょう。

成果報酬型の場合は、「成果」の定義(順位なのか、インストール数なのか)と報酬の上限額を必ず確認してください。定義が曖昧なまま契約すると、想定以上の費用が発生することがあります。

7. 根拠のない保証をしていないか

「必ず1位に表示できます」「1か月でインストール数を10倍にします」といった保証を掲げる会社には注意が必要です。ストアの検索アルゴリズムは公開されておらず、競合の動きにも左右されるため、順位や数値を確約することは本来できません。

また、レビューの購入やインストール数の水増しといったガイドライン違反の手法を提案する会社は、短期的に数値が上がってもアプリの削除や評価低下につながるリスクがあります。長期的にアプリを育てる視点で提案してくれる会社を選びましょう。マーケティング支援会社全般の見極め方は「Webマーケティング会社の選び方と費用相場|2026年版プロが教える判断基準」でも整理しています。

マーケティング支援に関するお悩みは、
マーケティング支援に特化した
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

これまで200社以上の実績があり、マーケティング支援で成果を出しているからこそのノウハウや情報もお伝えできますので、お気軽にお問合せください。

  • マーケティング支援に関するお悩み相談(どんなことでも)
  • 業界ごとのマーケティング支援の事例紹介
  • マーケティング支援で得られる成果のシミュレーション
無料相談はこちら

ASO対策会社の費用相場と料金体系

ASO対策の費用は、依頼する範囲と料金体系によって大きく変わります。ここでは、依頼範囲別の費用目安、料金体系の種類、費用を左右する要因、費用対効果の考え方を整理します。月額の金額だけでなく、何が含まれているかを確認したうえで比較することが大切です。

依頼範囲別の費用目安

一般的な費用の目安は次のとおりです。

支援内容費用相場内容
スポット診断数万〜30万円程度キーワード調査、現状分析
ASO単体プラン月額8万〜25万円程度キーワード・メタデータの最適化、レポート作成
クリエイティブ制作込みのプラン月額20万〜50万円程度スクリーンショット・アイコン制作、A/Bテスト
アプリ広告運用を含む統合支援月額30万〜100万円超ASO対策とアプリ広告運用の一体支援、別途広告費
ASOツールの利用月額数万円〜プランや管理するアプリ数による料金変動

年間で見ると、最小限の施策で40万〜50万円程度、本格的な施策では100万円以上を見込む必要があります。上記はあくまで目安であり、アプリの規模、対象国数、対応OS、改善提案の範囲によって変動します。

料金体系の種類

ASO対策の料金体系は、主に次の4つに分かれます。

月額固定型は、毎月定額で分析・施策・レポートを継続的に受ける形態です。最も一般的で、予算管理がしやすく、施策の質が安定しやすい反面、成果が出なくても費用が発生します。

成果報酬型は、順位やインストール数などの成果に応じて費用を支払う形態です。初期のリスクを抑えられますが、成果の定義や報酬上限を確認しないと、想定以上の費用になることがあります。

スポット型は、キーワード診断やストアページの改善提案など、単発の業務を依頼する形態です。まず現状を把握したい企業や、社内で施策を実行できる企業に向いています。

ツール利用型は、ASOツールの月額料金を支払い、必要に応じて伴走支援を受ける形態です。社内で運用しながらノウハウを蓄積したい企業に適しています。見積もりの見方や料金体系の比較の考え方は、SEOの見積もりと共通する部分が多いため「SEO対策の見積もりの見方|費用相場・料金体系・失敗しない会社の選び方」も参考になります。

費用を左右する要因

同じ「ASO対策」でも、費用は次の要因で変わります。1つ目は、対象とするストアと国の数です。iOSとAndroidの両方、複数の国・言語に対応する場合は、調査と施策の工数が増えます。

2つ目は、クリエイティブ制作の有無です。スクリーンショットやプレビュー動画の制作を含めると、デザインや撮影の費用が加わります。3つ目は、広告運用との連動です。Apple AdsやGoogleアプリキャンペーンの運用を含める場合は、運用手数料(広告費の20%程度が一般的)が別途発生します。

4つ目は、レポートやミーティングの頻度です。週次でのレポートや定例ミーティングを求める場合は、その分の工数が費用に反映されます。

費用対効果の考え方

ASO対策の費用対効果は、広告に換算したインストール獲得単価(CPI)と比較すると判断しやすくなります。たとえば、広告でのCPIが300円のアプリで、ASO対策により月間1,000件のオーガニックインストールが増えた場合、月額30万円分の広告費に相当する価値があると考えられます。

また、ストアページのCVRが改善されれば、広告経由のインストール率も上がるため、既存の広告費の効率も改善されます。マーケティング全体の予算配分やコンサルティングの費用感は「マーケティングコンサルティングとは?選び方と費用相場を2026年最新版で紹介」で整理していますので、あわせてご確認ください。

ASO対策会社への依頼の流れと成果を出すためのポイント

ASO対策会社に依頼する場合、一般的には次の5つのステップで進みます。成果が出るまでの目安は3〜6か月程度とされており、メタデータの変更は比較的早く反映される一方、検索順位やレビュー評価の改善には時間がかかります。

1. 現状分析と目標設定(1〜2週間)

最初に、現在の検索順位、インストール数、ストアページのCVR、レビュー評価、競合アプリの状況を分析します。あわせて、「オーガニックインストールを月間何件増やすか」「特定キーワードで何位以内を目指すか」といった具体的な目標(KPI)を設定します。

この段階で、アプリの強み、ターゲットユーザー、継続率や課金ポイントなどの情報を共有しておくと、施策の精度が上がります。ストアの管理画面(App Store ConnectやGoogle Play Console)のデータへのアクセス権限についても、事前に取り決めておきましょう。

2. キーワード調査と競合分析(2〜3週間)

ASOツールやストアのサジェスト機能を使い、自社アプリに関連するキーワードの検索ボリュームと競合度を調査します。競合アプリがどのキーワードで上位表示されているか、どのような訴求をしているかも分析します。

検索ボリュームが大きいキーワードだけでなく、競合が少なく自社アプリとの関連性が高いキーワードを組み合わせることが、順位とインストール率を両立させるポイントです。

3. ストアページの改善(メタデータ・クリエイティブ)(2〜4週間)

調査結果をもとに、アプリ名、サブタイトル、キーワードフィールド、説明文を最適化します。同時に、アイコン、スクリーンショット、プレビュー動画を見直し、アプリの価値が数秒で伝わる構成に改善します。

スクリーンショットは、最初の1〜3枚で「何ができるアプリか」「どんなメリットがあるか」を伝えることが重要です。App Storeのカスタムプロダクトページや、Google Playのストア掲載情報のテストを活用したA/Bテストで、どの訴求がインストール率を高めるかを検証します。

4. レビュー・評価の改善(継続)

星評価とレビューは、検索順位とインストール率の両方に影響します。アプリ内でレビューを依頼するタイミングの設計、ネガティブレビューへの丁寧な返信、レビューから見えた不満点の改善提案などを継続的に行います。

レビューの内容は、ユーザーが求めている機能や訴求ポイントを知る貴重な情報源でもあります。ASO対策会社からレビュー分析の結果を受け取り、アプリの改善やクリエイティブの訴求に反映させましょう。

5. 効果測定と継続改善(月次)

施策の実施後は、キーワードの順位変動、インプレッション数、ストアページの閲覧数、インストール数、CVRの推移を計測します。月次のレポートをもとに、効果が出ている施策を強化し、反応が弱い施策は見直します。

アプリのアップデート、季節要因、競合の動きによって順位は変動するため、1回の改善で終わらせず、継続的にPDCAを回す体制を作ることが重要です。

成果を出すための注意点

ASO対策で成果を出すためには、依頼先に任せきりにするのではなく、自社側でも次の点を意識しておく必要があります。

ポイント内容
アプリの品質向上ASO対策と並行した使いやすさや機能の改善、レビュー評価の維持・向上
社内情報の共有ユーザー層、継続率、課金データ、広告データの共有によるキーワード・訴求精度の向上
ガイドラインの遵守ストアの審査ガイドラインに沿った施策の実施、アプリ削除・アカウント停止リスクの回避
SNS・Web施策との連動ストア外での認知拡大による指名検索・インストール数の増加、ASO効果の向上

SNSを活用したアプリの認知獲得については「SNSコンサルとは|おすすめの企業,料金相場も」も参考にしてください。

検索流入・クリエイティブ改善の支援事例

株式会社Epaceでは、キーワード設計を起点とした検索流入の獲得や、データにもとづくクリエイティブ改善、SNS・広告運用を組み合わせたマーケティング支援を行っています。ここでは、ASO対策の2つの柱である「検索で見つけてもらう施策」と「見た人に行動してもらう施策」に通じる2つの事例を紹介します。

事例1:株式会社ALL CONNECT 様|キーワード設計とコンテンツで記事制作費を50%削減、ROAS150%を達成

株式会社ALL CONNECT様が運営するWebメディア「わたしのネット」では、メディアへの流入を増やすことが課題となっていました。Epaceは、集客戦略の提案、キーワード設計、記事制作といったコンテンツマーケティング支援に加え、YouTubeチャンネルの運用コンセプト設計、KPI/KGI設計、動画の企画・撮影・制作・投稿までを一貫して担当しました。

検索需要にもとづいたキーワード設計と、動線を意識したコンテンツ制作を組み合わせた結果、記事制作にかかる費用を50%削減し、YouTubeからメディアへの遷移による売上でROAS150%を達成しています。

「どのキーワードで、誰に、何を届けるか」を設計してから制作に入る進め方は、アプリストアのキーワード設計にもそのまま応用できます。

事例の詳細:Webメディアへの流入増加を目的としたYouTube運用&コンテンツマーケティング支援(株式会社ALL CONNECT 様)

事例2:ライオン株式会社 様|広告データをもとに設計した動画で獲得単価を2分の1に

ライオン株式会社様では、商品の広告運用を実施していたものの、既存のクリエイティブでは成果が頭打ちとなり、獲得単価(CPA)の改善が課題となっていました。

Epaceは、広告用動画の制作に加え、モデルのキャスティング、広告分析、競合クリエイティブの分析、CVにつながる動画構成の設計、運用チームと連携した改善提案までを担当しました。単なる映像制作ではなく、広告運用データをもとに企画を設計した結果、獲得単価を大幅に改善しています。

競合のクリエイティブを分析し、データから逆算して「行動につながる見せ方」を設計する進め方は、ストアページのスクリーンショットやプレビュー動画の改善にも共通する考え方です。

事例の詳細:購買を促進する縦型ショート動画の制作で獲得単価を1/2に(ライオン株式会社 様)

まとめ

ASO対策会社は、App StoreやGoogle Playでの検索順位とストアページのインストール率を改善し、広告に頼らないインストールを継続的に増やすための支援を行う会社です。ストア内検索はアプリを見つける最大の経路であり、ASOはアプリマーケティングの土台となる施策です。

依頼先を選ぶ際は、ASO特化型、アプリ広告統合型、ツール提供型、総合マーケティング型のどのタイプが自社に合うかを見極めたうえで、同ジャンルの実績、施策の根拠説明、対応範囲、両ストアへの対応、レポート体制、料金の透明性、根拠のない保証をしていないかという7つのポイントで比較しましょう。

費用は、ASO単体で月額8万〜25万円、クリエイティブ制作や広告運用を含む統合支援で月額30万〜100万円超が目安です。成果が出るまでには3〜6か月程度かかるため、短期の数値保証ではなく、継続的な改善サイクルを回せる会社を選ぶことが大切です。

Epaceでは、これまで700社以上のマーケティング支援を行ってきた実績をもとに、アプリの認知拡大やユーザー獲得に向けたマーケティング施策を支援しています。

ASO対策をはじめ、ターゲットや競合の分析、キーワード・訴求内容の検討、広告やSNSなどを組み合わせた集客施策まで、アプリの課題や目的に合わせてご提案します。

「アプリのダウンロード数を増やしたい」「ストアからの流入を改善したい」「ASOだけでなく集客施策全体を見直したい」といった方は、マーケティング支援の詳細をご覧いただくか、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

マーケティング支援に関するお悩みは、
マーケティング支援に特化した
株式会社Epaceの無料相談をご利用ください。

これまで200社以上の実績があり、マーケティング支援で成果を出しているからこそのノウハウや情報もお伝えできますので、お気軽にお問合せください。

  • マーケティング支援に関するお悩み相談(どんなことでも)
  • 業界ごとのマーケティング支援の事例紹介
  • マーケティング支援で得られる成果のシミュレーション
無料相談はこちら
この記事をSNSでシェアする

開催予定のセミナー

現在、開催予定のセミナーはありません。

1分で入力完了! お問い合わせ・ご相談