お役立ち資料の
ダウンロードはこちら
イーペースのノウハウを詰め込んだ資料はこちら。社内で検討したい方、情報収集段階の方などご自由にダウンロードいただけます。
10代~20代の若者だけでなく、30代以降、そしてシニア世代の利用者も増加傾向にあるTikTok。
当初は短時間の動画を投稿・閲覧して楽しむ娯楽としての側面が強かったものの、最近ではTikTokショップや動画収益システムの導入により収益化という観点でも注目が集まっています。
そんなTikTokでは、近年「Liveサブスクリプション」という会員制定額サービスも導入されました。
本記事では、TikTokのサブスクの概要や利用するための条件に加えて、視聴者側・配信者側から見たメリット・デメリットなどについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サブスクとは、「サブスクリプション(subscription)」の略で、商品・サービスを「購入」するのではなく、月額もしくは年額で料金を支払い、一定期間「利用」する仕組みです。
TikTokでは、2023年7月頃に「Liveサブスクリプション」というサブスクの機能が導入されました。
TikTokのサブスクでは、視聴者は好きな配信者に対してサブスク登録することで限定特典を受けられ、配信者は自由に特典やサービスを視聴者に対して提供することができます。
そのため、配信者は収益を増やせること、視聴者は好きな配信者を支援できるというWin-Winの関係が生まれるサービスです。
利用者 | 利用条件 |
視聴者 | 18歳以上であること |
配信者 | 18歳以上であることフォロワーが1000人以上いること質の高いコンテンツを制作した実績があることサブスク登録日から逆算して28日以内に、30分以上の Live配信をおこなっていること |
TikTokのサブスクを利用するためには、上記の表の通り、視聴者側・配信者側それぞれで一定の条件があります。
配信者側の利用条件はいくつかあり、フォロワーが1000人以上いるというのが大きな条件になります。
また、TikTok公式は「質の高いコンテンツを制作した実績があること」という条件を設定していますが、明確な基準が設けられているわけではありません。
登録する端末 | 月額料金 | 支払方法 |
パソコン | 毎月自動更新:550円単月契約:620円 | クレジットカード、デビットカード、Paypal |
スマートフォン | 毎月自動更新:720円単月契約:900円 | Appleアカウント、キャリア決済 |
配信者側は、サブスクを利用するために月額料金を支払う必要はありませんが、視聴者側は月額料金を支払う必要があります。
重要なポイントは、サブスクの登録を行う際の端末によって月額料金が異なるという点です。
パソコンで登録した方が、スマートフォンで登録するより月額料金が170円ほど安くできます。
また、毎月自動更新ではなく単月で契約することもできますが、そちらの方の料金は若干高くなります。
お試しで登録する場合は単月でも良いですが、長期的な利用を考えている場合は、迷いなく毎月自動更新プランをパソコンで契約するのが一番安い方法です。
それでは、実際にTikTokのサブスクに登録する方法について詳しく解説していきます。
まずは、視聴者側がサブスクに登録する方法について解説します。
スマホで登録する場合と、PCで登録する場合で手順や方法が異なる為、以下で詳しく見ていきましょう。
視聴者側がスマホでTikTokのサブスク登録を行う方法について手順を追って解説します。
①まず、サブスクを登録したい配信者のライブ配信を視聴します。
②コメントを入力する欄の右側にある「星の形をしたマーク」を選択します。
③「サブスク登録する」という赤色のボタンを選択して次に進みます。
④プランが表示されるので、登録したいプランを選択して決済を行います。
⑤「サブスク登録」という赤色のボタンを選択して完了となります。
視聴者側がPCでTikTokのサブスク登録を行う方法について手順を追って解説します。
①まず、サブスクを登録したい配信者のライブ配信を視聴します。
②サブスク登録したい配信者のライブ配信ページに移動したら、ライブ配信画面の右上にある「サブスクリプション登録する」という白色のボタンを選択します。
③画面下部にある「サブスクリプション登録する」という赤色のボタンを選択します。
④決済方法を選ぶ画面が表示されるので、好きな支払い方法を選んで「今すぐ支払う」を選択して登録を完了します。
続いて、配信者側がサブスクに登録する方法について解説します。
配信者側はライブ配信を行う前にサブスクリプションの登録を行っておくと良いでしょう。
視聴者側と同様に、スマホで登録する場合と、PCで登録する場合で手順や方法が異なる為、以下で詳しく見ていきましょう。
配信者側がスマホでTikTokのサブスク登録を行う方法について手順を追って解説します。
①まず、プロフィール画面に移動します。
②画面右上の「≡」を選択します。
➂表示されたメニューの中から、「クリエイターツール」を選択して次に進みます。
④クリエイターツールのメニューの中から、「収益化」という項目の中の「サブスクリプション」を選択します。
⑤次に、サブスクリプションに関する案内が表示されます。
⑥内容をよく確認し、画面下部にある「サブスクリプションに参加」という赤色のボタンを選択して完了となります。
配信者側がPCでTikTokのサブスク登録を行う方法について手順を追って解説します。
①「TikTok LIVE Studio」をダウンロードして開き、ライブ配信ページへ移動します。(※配信者としてサブスクの登録を行うためには、Webブラウザではなく「TikTok LIVE Studio」というアプリケーションをダウンロードする必要があります。)
②画面左側のメニューの中から「星の形のマーク」を選択します。
③サブスクに関する条件達成度や内容が表示されるため、「Done」を選択してサブスク登録を完了します。
TikTokのサブスクに登録することは、視聴者側・配信者側それぞれに大きなメリットがあります。
ここでは、それぞれの立場でのメリットについて3点ずつご紹介していきます。
まずは、視聴者側でTikTokのサブスクに登録するメリットについて紹介しますので、詳しく見ていきましょう。
視聴者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの1つ目は、登録者専用チャットに参加できることです。
登録者専用チャットは、文字通りサブスクに登録している人と配信者だけが閲覧・コメントできるチャットのことです。
このチャットでは、メンバーが限定されているため、配信者と近い距離でコメントのやり取りや投稿を行うことができます。
配信者側から自分のことを認知してもらいやすくなるため、サブスク登録をする大きなメリットの1つと言えるでしょう。
視聴者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの2つ目は、登録者バッジがもらえることです。
登録者バッジとは、サブスクに登録している人だけに付けられるバッジマークのことで、コメントなどで表示されるユーザー名の横にマークが付きます。
ライブ配信中に、サブスク登録しているかどうかが一目で分かるため、配信者側に認知されやすくなります。
また、サブスク登録者同士でも認知度が上がるため、配信者や濃いファンと繋がりやすくなるという利点もあります。
視聴者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの3つ目は、カスタムエモートを飛ばせることです。
カスタムエモートとは、配信者が独自に設定している動く絵文字のようなものです。
サブスク登録者の特典の1つとしてカスタムエモートがあり、登録者のみがコメントや反応としてこのカスタムエモートをライブ配信で使用することができます。
使用できるカスタムエモートは配信者の設定によって異なりますが、配信を盛り上げたり配信者に認知してもらいやすくなるという点で大きなメリットと言えます。
続いては、配信者側でTikTokのサブスクに登録するメリットについて紹介しますので、詳しく見ていきましょう。
配信者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの1つ目は、収入源となることです。
TikTokの配信者がサブスク登録を開始する大きな目的はここにあると思います。
サブスク登録は、単純に収益を上げられるだけではなく、定期的な収益となるため、安定した収入源ができることに期待が持てます。
ただし、配信者側はサブスクの登録費用を全額受け取れるわけではなく、大体収益の30~50%がTikTok側に回収されます。
配信者側として受け取れる額は収益全体の50%と考えておくのが無難ですが、安定して収益化を図れるのは大きなメリットとなります。
配信者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの2つ目は、より濃いファンを獲得できることです。
サブスクを開始することで、自分のライブ配信を見ている人の中でも、「料金を払ってでも応援したい」という濃いユーザーの獲得が期待できます。
また、サブスクの特典を独自に追加したり変更したりすることで、更なるファンの獲得や収益増加に繋げることもできます。
配信者側がTikTokのサブスクに登録するメリットの3つ目は、視聴者から特別なギフトがもらえることです。
サブスクに登録した視聴者は、配信者に対して限定のギフトを送ることができます。
このギフトの収益については、サブスクの登録費用と同様に、一定の還元率で配信者にも収益として還元されるため、収益の増加に繋がります。
サブスク登録者数を増やすことだけではなく、限定ギフトをもらえるような魅力的なコンテンツ作りを目指してみるのもおすすめです。
TikTokでサブスクに登録することで、視聴者側も配信者側にも大きなメリットがいくつもありますが、逆にデメリットはどんなものが考えられるでしょうか。
ここでは、TikTokのサブスクに登録するデメリットについて、視聴者側と配信者側の両面から解説していますので、以下で詳しく見ていきましょう。
視聴者側がTikTokのサブスクに登録するデメリットとして、費用が発生することが挙げられます。
TikTokでサブスク登録をすると、最低でも月に550円以上の支出が発生し、サブスクを登録している限りはその支出が継続します。
世の中のサブスクリプションサービスには、音楽や映画など様々なものがありますが、それらの月額料金や得られる特典はかなり幅広くなっています。
自分が本当に応援したい配信者かどうか、支出は問題がないかなどは事前によく吟味して登録するのがおすすめです。
配信者側がTikTokのサブスクに登録するデメリットとして、モチベーション低下の可能性が挙げられます。
配信者側がサブスクの利用を開始すること自体に料金は発生しないため、大きなデメリットはありません。
ただし、サブスク登録を開始したことで、サブスク登録者数やギフトの数などが数字で顕著に現れることになります。
仮に、サブスク登録者が少ない、ギフトが一切貰えないという状況になった時、「自分の配信には魅力がないのか」と不安になり、配信のモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
ただし、そのような数字は現実として受け止め、サブスクの登録者を増やせるような魅力的な配信・コンテンツ制作に繋げていきましょう。
TikTokのサブスクを利用することで、配信者側は継続した収益を得る機会を広げられます。
ただし、単にサブスクを開始して配信するだけでは、登録者が増えず収益が上がらないという場合もあるでしょう。
ここでは、TikTokでサブスクを利用して収益を稼ぐ際にポイントとなる3つのことを解説していきますので、以下で詳しく見ていきましょう。
TikTokのサブスクで収益を稼ぐポイントの1つ目は、動画やストーリーでサブスクへの登録を促すことです。
TikTokでサブスクの機能が追加されたのは2023年のことで、まだこの機能があること自体を認知していないユーザーも多いと考えられます。
また、サブスクを登録するくらいの気持ちで配信を見ている視聴者も、実際にサブスクへの登録を誘導されるのとされないのでは登録率に差が出る可能性があります。
そのため、自身の動画や配信、ストーリーなどで「サブスクをやっている、登録して欲しい」というような誘導を行いましょう。
ただし、あからさまに登録を促すだけではなく、自分のサブスクに登録した際の限定特典やメリットをうまく伝えて登録してもらう必要があります。
TikTokのサブスクで収益を稼ぐポイントの2つ目は、定期的にコンテンツを配信することです。
視聴者側から見て、サブスクに登録したいと思うのは「登録費用に見合った内容を見れるかどうか」になります。
月に1回の配信、月に数回の動画投稿、だけでは見返りとして弱く、サブスク登録者を増やすことはできないでしょう。
サブスクに登録したいと思ってもらえるように、定期的に動画の投稿やライブ配信を行い、「サブスク登録してくれたらこれだけのコンテンツが見られる」ということを伝える必要があります。
TikTokのサブスクで収益を稼ぐポイントの3つ目は、普段の投稿では見られないコンテンツを配信することです。
サブスク登録者の数を増やすポイントとして、「特別感」「限定感」を感じさせる必要があります。
全員が見られるコンテンツや動画を配信し続けても、視聴者側にとってはサブスクに登録するメリットが伝わりません。
サブスク登録者のみが見られる特別な動画を投稿したり、限定のイベントを開催するなどの工夫を行い、コンテンツの魅力で登録者を増やすことを意識しましょう。
今回は、TikTokのサブスクについて解説しました。
TikTokのサブスクを活用したい方は、本記事を参考にして、TikTokのサブスクを使いこなしてみてください。
また、Epaceは過去200社以上のマーケティング支援で積み上げてきたノウハウを活かし、課題分析、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としており、お客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。
「そもそも何をすれば売り上げがアップするのか分からない」「TikTokで自社の商品・サービスを販売したい」など、TikTok運用に関するお悩みなどがありましたらぜひお気軽にお問合せください。
現在、開催予定のセミナーはありません。