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TikTokは若者を中心に絶大な人気を誇るショートムービーアプリです。
TikTokにはショートムービーを投稿・視聴する機能以外にもライブ配信を行う「TikTok LIVE(ライブ)」があります。
そして、TikTokライブはTikTokで収益化する際に有効な手段であり、TikTokライブを活用した企業の成功事例もあるように有用な機能なのです。
本記事ではTikTokライブについて概要から始め方、メリットについてまとめました。
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目次
「TikTok LIVE(ライブ)」とは、TikTokアプリ内で使用できるライブ配信機能です。
TikTokの基本機能であるショートムービーのようにあらかじめ編集・投稿するものではなく、生放送でリスナーとコミュニケーションをとりながら配信を行います。
配信内容は公式が禁止しているものでなければ基本的に自由で、自身の個性や強みを活かした内容の配信を行うことが可能です。
禁止されている配信の例として下記が挙げられます。
TikTokのショートムービー投稿ではリアルタイムでファンとのコミュニケーションを取れません。
しかし、TikTokライブであればリアルタイムでファンと交流でき、よりフォロワーを増やしたり、動画以外の魅力をファンに提供できるという強みがあります。
また、配信ではギフティング(投げ銭)機能が実装されており、リスナーからギフトと呼ばれる架空のプレゼントを受け取ることで、配信者は収益化が可能です。
TikTokライブは全てのユーザーが視聴可能ですが、配信機能を使用するためには利用条件を満たす必要があります。
下記の2点が現在(2023年11月時点)ではTikTokライブの利用条件として挙げられているものです。
ただし、上記の条件は予告なく変更される可能性がある点に注意してください。
上記の条件を満たしている場合は、ライブ配信を始めることが可能です。
なお、TikTokのフォロワー数に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
TikTokライブのやり方は下記の3種類があります。
TikTokライブのやり方の1つ目は、スマホで配信です。
雑談や歌・楽器など音楽系の配信などエンタメ全般に向いている方法といえます。
特別な機材を用意せずともライブ配信を行えるため、特に配信の内容やクオリティにこだわりがない場合はスマホ配信がおすすめです。
スマホで配信を行う際は、まずTikTokの投稿ボタン「+」を押してください。
次に画面の下にあるタブを「LIVE」にスワイプしてください。
このとき、TikTokライブの配信可能条件を満たしていないと「LIVE」が表示されないので注意してください。
「LIVEを開始」ボタンをタップすれば配信を開始できます。
なお、「タイトルを追加」のエリアに文字を入力することで、ライブにタイトルをつけることができます。
TikTokライブのやり方の2つ目は、PCで配信です。
PCで配信する場合は、自身のPC画面が取り込まれて配信されるため、ゲーム実況などにおすすめです。なお、本記事では、TikTokが公式に提供している「TikTok LIVE Studio」を使用したやり方を解説します。
①まずは、PCにTikTokのアプリをダウンロードするか、ブラウザでTikTokを開いて、ログインまで行います。
②プロフィールアイコンをタップして、「LIVE Studio」をクリックします。
③下記の画面に遷移するので、「Windows用の無料ダウンロード」をクリックして、ソフトをダウンロードします。なお、Macではダウンロードできないため、注意が必要です。
④ダウンロードが完了したら、LIVE Studioを開いて、「ログインしてはじめる」をクリックします。
⑤「LIVEを開始」をクリックします。
⑥「LIVE Studioでの配信条件」が表示されるため、条件を満たしていることを確認して、「アクセスを取得する」「LIVE Studioをダウンロード」をクリックして、再度ダウンロードを行います。
なお、LIVE Studioでの配信条件は下記の通りです。
⑦ダウンロードが完了して、下記の画面に遷移したら「今すぐ設定」をクリックします。
⑧「マイクとカメラの設定」「LIVEの質」「シーン」を設定します。設定が完了したら、「OK」をクリックして進めていきます。
⑨配信画面に遷移するので、「LIVEを開始」をクリックします。各種設定を終えると、ライブがスタートします。なお、「配信トピック」を設定しないとライブ配信ができないため、注意が必要です。
TikTokライブのやり方の3つ目は、コラボ配信です。
コラボ配信は他のTikTokユーザーとライブ配信を行えます。
まず、ライブ配信画面左下のコラボマークをタップしてください。
相互フォローしているユーザーやTikTokからおすすめされたユーザーを選択し、コラボ配信の招待を送信しましょう。
相手が招待を受け取ったらコラボ配信が開始します。
また、コラボ配信にはバトル/対戦機能があり、配信中にリスナーから受け取ったギフトを競うことで勝敗をつける配信方法です。
バトル配信は下記の通り、短時間でギフトを集められる点が魅力的といえます。
対戦の始め方はコラボマークをタップして配信を始めたのち、画面左下の「対戦ボタン」をタップします。
その後、相手ユーザーが対戦を承認するとバトル配信が開始するという流れです。
TikTokライブのメリットは下記の3つが主に挙げられます。
TikTokライブのメリットの1つ目は、投げ銭で収益化できることです。
TikTokライブはギフティング(投げ銭)機能を活用することで収益化が可能です。
配信中にリスナーからギフトを受け取るとダイヤモンドと呼ばれるTikTokのアイテムに変換されます。
ダイヤモンドはPayPalを経由することで、日本円に換金可能です。
ただし、リスナーから受け取ったギフトの満額が収益になるわけではなく、配信者が受け取れる金額はギフトの総額の30%〜50%程度である点には注意しましょう。
なお、TikTokの収益化に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
TikTokライブのメリットの2つ目は、商品を購入してもらえる可能性が高まることです。
TikTokユーザーの50%が「TikTokライブを視聴したあとに何かを購入したことがある」と回答しているため、TikTokライブで販売促進を行うことで商品購入につながる場合があるのです。
個人のユーザーであればアフィリエイトの利用で収益化することも可能ですし、企業・店舗がTikTokライブを行うことで自社の商品・サービスの売上を宣伝することもできます。
TikTokライブで商品の紹介を織り交ぜた配信を行うことで商品購入の可能性が高まるでしょう。
なお、TikTok売れに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
TikTokライブのメリットの3つ目は、新しい層のユーザーが獲得できることです。
TikTokライブを積極的に行うことで「おすすめ」欄に掲載される可能性が高くなります。
その結果、フォロワー以外の多くのユーザーにアカウントを認知してもらえるきっかけになり、新しい層のユーザー獲得につながる場合があるのです。
また、TikTokライブはユーザーとコミュニケーションをとることで、一方的に動画を視聴するだけよりも親近感を覚えやすいという特徴があります。
TikTokライブを活用することで、フォロワー増加や積極的に投げ銭をしてくれるようなコアなファンの獲得につながりやすいのです。
TikTokライブ中に利用できる主な機能として下記の3種類を紹介します。
TikTokライブ中に利用できる機能の1つ目は、投げ銭です。
上記でも説明しましたが、TikTokライブでは投げ銭機能があり、収益化できます。
ただし、投げ銭を受け取れるのは下記条件を満たしている場合のみです。
配信可能は18歳以上・フォロワー50人以上が条件ですが、投げ銭機能の利用は20歳以上である点に注意しましょう。
TikTokライブ中に利用できる機能の2つ目は、フィルター/エフェクトです。
TikTokでは豊富なフィルターやエフェクトが利用できますが、TikTokライブでもフィルターやエフェクトが利用できます。
美肌加工では肌だけでなく、下記のような調整が可能です。
さらに、フィルターで配信全体の色合い・雰囲気を調整したり、さまざまなエフェクトを活用することで配信に変化をつけたりできます。
なお、TikTokのエフェクトに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
TikTokライブ中に利用できる機能の3つ目は、コメントフィルターです。
配信者はライブ配信中のリスナーからのコメントをフィルタリング・制限できます。
コメントフィルター機能の例として下記が使用可能です。
コメントフィルターを活用することで、配信とは無関係なスパム的なコメントや誹謗中傷・攻撃的なコメントを制限できます。
TikTokライブの視聴方法は3つあります。
TikTokライブの視聴方法の1つ目は、おすすめから探す方法です。
TikTokのレコメンド画面の右上の「LIVE」をタップすることでTikTokライブの画面に移動します。
下からスワイプすることで他のユーザーのライブに移動できます。
また、サムネイルが表示される配信一覧を見たい場合は、ライブ画面の「他の配信を見る」をタップしてください。
TikTokライブの視聴方法の2つ目は、検索から探す方法です。
画面右上に表示されている虫眼鏡マークをタップすると、検索画面に遷移します。
検索窓にキーワードを打ち込んで検索すると、検索結果が表示されます。
この画面で「LIVE」をタップすると、キーワードに関するライブ配信が表示されます。
この検索方法では、複数のライブ配信が一覧で確認できるため、見たい配信のトピックが決まっているときや自分でライブ配信者を探したいときにおすすめの視聴方法です。
TikTokライブの視聴方法の3つ目は、メッセージの通知から探す方法です。
フォロー中のユーザーのライブ配信を探す場合にメッセージの通知を活用しましょう。
まずはTikTokの「メッセージ」をタップしてください。
フォロー中でライブ配信を行っているユーザーがいる場合は、下記のようにアカウントのアイコンが表示されるため、アイコンをタップするとライブ配信を視聴できます。
定期的に配信しているユーザーや今後の配信を視聴したいユーザーがいる場合はあらかじめフォローしておき、通知をきっかけにライブ配信を見に行く方法がおすすめです。
フォローすることで、配信に気づかない・配信の終盤に参加してしまうといった事態を避けやすくなります。
TikTokライブを成功させるポイントを3点紹介します。
TikTokライブを成功させるポイントの1つ目は、ユーザーが興味を持ちやすいテーマで配信することです。
ユーザーが興味を持ちやすい下記のテーマを配信内容に設定することで、多くのユーザー獲得が期待できます。
特に企業アカウントがTikTokライブを行う場合は、役立つ情報・ライブでしか知り得ない情報の提供が有効です。
自社商品の使い方や新しい商品の情報をライブ配信で伝えたり、ユーザーからの質問に回答するといった配信内容だと、ユーザーに興味を持ってもらいやすいでしょう。
ライブ配信を行う際は「ユーザーがいかに興味をもつか」を基準にテーマを設定することが重要です。
TikTokライブを成功させるポイントの2つ目は、配信場所を工夫することです。
配信内容に適した配信場所を選択することで、最大限配信内容をユーザーに伝えることができます。
たとえば、室内での配信では商品の紹介をはじめとした一般的なコンテンツに適していますが、イベントの空気感やスポットの紹介では実際に足を運んで室外で配信する方法がおすすめです。
配信のテーマ設定が重要だと説明しましたが、テーマに沿った配信場所の工夫も重要といえます。
TikTokライブを成功させるポイントの3つ目は、配信内で複数の企画を準備することです。
複数企画を用意し、ユーザーを飽きさせないようにすることでリスナーを維持できます。
個人では雑談配信や音楽、企業では商品・サービスの紹介がメインのトピックだとしても、配信にメリハリが付くように、複数種類の企画を準備しておきましょう。
企画の例としては、下記が挙げられます。
上記に当てはまらないものでも問題ありません。
企画のネタが切れてしまった場合は、リスナーから企画案を募集する方法もおすすめです。
TikTokライブを活用した企業事例を3つ紹介します。
出典:キムチの家 佐渡島
キムチの家 佐渡島はキムチを作る過程をTikTokの動画として投稿することで、売上を向上させました。
しかし、全国から注文が殺到するようになり、売り切れになってしまうことが増えたことから、販売の方法を工夫したいと思うようになったとのことです。
その際、TikTokライブを活用した「販売会」を企画し、販売再開を記念する配信を行ったところ10分ほどで20万円分の商品が完売しました。
配信を行う度に完売のスピードは速くなり、最終的に3分ほどで完売するようになったのです。
「視聴者も参加できる販売会」としてTikTokライブを活用した事例でした。
金沢フルーツ大福凛々堂はTikTokを活用したマーケティング戦略で、オープンの2ヶ月前からTikTokでの活動を精力的に行い、認知を拡大しました。
TikTokライブの活用方法として、営業時間中常に販売スタッフがライブ配信を行っており、リスナーとコミュニケーションを取っています。
販売スタッフにファンが付くことで、アイドルの握手券を購入する感覚で店舗に足を運ぶリスナーもいるのです。
また、TikTokのギフティング機能によって、全アルバイトの月給に匹敵するほどの収益を得ることもあり、スタッフへ一部を還元しています。
販売スタッフの募集もTikTok経由で行っているため、TikTokライブによって認知や売上の向上だけでなく、求人の効率化まで行っている成功事例です。
出典:東京力車
東京力車は、浅草近辺で人力車サービスを提供している企業で、TikTokライブにおいて人力車の俥夫による浅草の街を探索する様子を配信しました。
ライブ配信をきっかけに、認知向上・乗車客が増加を達成しました。
また、TikTokライブの視聴をきっかけに、俥夫になりたいと求人応募する場合も出てきたのです。
元来あるサービスにTikTokライブを組み合わせることで、利益向上や新しい層のユーザー獲得につながった成功事例と言えます。
TikTokライブに関するよくある質問に回答します。
TikTokライブの配信開始画面の「エフェクト」をタップして、GreenScreenの欄の下記のアイコンを選択することで静止画でのライブ配信が可能です。
出典:How to use TikTok’s green screen effects
アイコンをタップすると画像の選択画面が開かれるため、任意の画像を選択してください。
その後、配信を開始すれば画像のみでの配信が始まります。
注意点としてカメラに顔を向けると顔が配信画面に映ってしまうことが挙げられます。
静止画での配信中は壁や天井にカメラを向けておくようにしましょう。
ゲーム実況配信もTikTokライブでは可能です。
ただし、ゲーム実況を行う場合はライブ配信ソフト「OBS」などの利用が必要になる点は注意しましょう。
また、OBSはパソコンで使用するソフトであるため、パソコンも必要です。
TikTokへOBSを活用した申請を行うことで、TikTokライブでのゲーム実況ができるようになります。
TikTokライブではフォロワーのみに配信できます。
ただし、TikTokライブそのものの機能にフォロワー限定配信があるわけではなく、ライブ配信を行うアカウントを非公開にすることで、フォロワー限定で配信が可能です。
TikTokライブはアカウントを持っていない場合は視聴できません。
視聴画面に移動した段階でアカウント作成/ログインの画面が表示されてしまいます。
メールアドレスなどの必要事項を入力する方法でも、他のSNSの情報を活用してログイン
する方法でも問題ありません。
TikTokライブを視聴したい場合は、アカウント作成/ログインを行ってください。
ライブ配信を視聴したことは配信者にバレます。
配信に参加した時点で「〜〜(アカウント名)が参加しました」と表示されるため、アカウント名は配信者にバレてしまうのです。
配信のリスナーがとても多い場合は、参加の表示がすぐに画面外に出てしまうため、バレない場合もありますが、確実な方法ではありません。
どうしてもバレたくない相手の配信を視聴したい場合は、ライブ配信視聴用のアカウントを作成する方法がおすすめです。
TikTokでは複数アカウントの作成と切り替えがプロフィールから行えるため、投稿用と視聴用のアカウントを持つことができます。
今回は、TikTokライブについて解説しました。
TikTokライブのやり方で悩んでいる方は、本記事を参考にして、ぜひTikTokライブをマスターしてみてください。
また、Epaceは過去200社以上のSNSマーケティング支援で積み上げてきたTikTok運用のノウハウを活かし、投稿の作成、運用、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としておりお客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。
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