TikTokは、リリースから瞬く間に世界中のユーザーを魅了し、新しい動画コンテンツのカルチャーを築き上げてきました。そんなTikTokの最新のトピックとして注目を浴びているのがリミックス機能です。

このリミックス機能を利用することで、ユーザーは表現の幅を広げることができます。

では、具体的にリミックス機能とはどのような機能なのでしょうか。

本記事ではTikTokのリミックス機能の概要、TikTokのリミックス機能のやり方などについて解説します。

TikTokのリミックス機能とは

TikTokのリミックス機能とは、一言で言えば「動画の引用」が行える機能です。TikTokのリミックス機能を使用することで、TikTokに既にアップロードされている他のユーザーの動画と、自分の作成した動画をコラボレーションさせることができます。

TikTokのリミックス機能のメリット

続いては、TikTokのリミックス機能を使用するメリットを3つ解説します。

メリット①：通常の動画よりもバズりやすくなる

TikTokのリミックス機能のメリットの1つ目は、通常の動画よりもバズりやすくなることです。

トレンドになった動画をリミックス機能で用いることで、視聴者に見つけてもらいやすくなる可能性が高くなります。視聴者に見つけてもらいやすくなることよってエンゲージメントが高まり、「おすすめ」への表示もされやすくなるでしょう。

「おすすめ」に表示されることで、視聴回数が高まり、動画がバズりやすくなります。

なお、TikTokのおすすめに乗る方法に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

>>TikTokのおすすめに乗る方法7選｜乗らない原因,乗るメリットも

メリット②：動画のネタ不足を解消できる

TikTokのリミックス機能のメリットの2つ目は、動画のネタ不足を解消できることです。

TikTokを継続する上で一番の問題がネタ不足です。毎日投稿などを行う場合、撮影や編集の時間に時間が取られるため、ネタのストックがなくなることもあります。並行してネタ探しができれば理想的ですが、上手くいかないことも多いでしょう。

そこで、リミックス機能を利用して、海外などでトレンドになった動画をリミックスして元ネタとすることで、その動画内容を利用した高品質な動画を作成できるのです。

メリット③：自分の表現力や発想力も高められる

TikTokのリミックス機能のメリットの3つ目は、自分の表現力や発想力も高められることです。

特に、海外でトレンドになった動画をリミックスさせることで、今までになかった価値観や表現方法が得られます。「どんな構成にすれば動画がバズるのか」などの勉強にもなるため、自分の強みを再発見するきっかけにもなるでしょう。

TikTokのリミックス機能のやり方

続いては、実際の操作画面の画像を交えながら、TikTokのリミックス機能のやり方について解説します。

①TikTokアプリで、リミックスしたい動画の横にあるシェアするボタンをタップします。

②画面下部の「リミックス」アイコンをタップします。

③リミックスしたい動画の時間を調整して、右上の「次へ」を押します。

④リミックスしたい自分の動画を撮影します。

⑤エフェクトや文字入れなど、動画を編集したら「次へ」をタップします。

⑥設定を行った後に、キャプションをつけたら「投稿」をタップします。

TikTokのリミックス機能を使って動画をバズらせるコツ

続いては、TikTokのリミックス機能を使って動画をバズらせるコツを3つ紹介します。

コツ①：自分と相性のいい分野を選ぶ

TikTokのリミックス機能を使って動画をバズらせるコツの1つ目は、自分と相性のいい分野を選ぶことです。

なぜなら、自分と相性のいい分野を選ぶことで、自分の持っている強みを活かした動画を作成できるからです。

トレンド入りした動画の中で、自分の強みを活かせそうな内容がある場合には、積極的にリミックスしましょう。

自分と相性のいい分野の動画とリミックスすることで、動画がバズる可能性が一気に高まります。

コツ②：動画の切り抜き部分を前半に持ってくる

TikTokのリミックス機能を使って動画をバズらせるコツの2つ目は、動画の切り抜き部分を前半に持ってくることです。

リミックス動画の最大の魅力は、前半の切り抜き部分と後半のオリジナル部分を楽しむことにあります。

また、トレンドに入った動画を前半に持ってくることで、動画を見てもらいやすくなる効果もあります。

そのため、前半に切り抜き部分の動画、後半にオリジナルの動画という構成にすることで、視聴者は違和感なく動画を楽しめるのです。

コツ③：リミックスする動画とオリジナル動画にギャップを作る

TikTokのリミックス機能を使って動画をバズらせるコツの3つ目は、リミックスする動画とオリジナル動画にギャップを作ることです。

なぜなら、前半の切り抜き部分と後半のオリジナル部分のギャップが大きいほど、視聴者は面白いと感じるためです。

具体的な例は以下の項目であげていますが、TikTokerゆーりさんのように、前半に筋骨隆々の外国人男性、後半にオリジナルの映像を組み合わせることで、圧倒的なギャップで面白さを生み出すことに成功しています。

そのため、リミックスする動画とオリジナル動画にギャップを作ることが重要です。

TikTokのリミックス機能が使えない原因

続いては、TikTokのリミックス機能が使えない原因を3つ紹介します。

原因①：アカウントが非公開になっているから

TikTokのリミックス機能が使えない原因の1つ目は、アカウントが非公開になっているためであることです。

アカウントが非公開になっている場合には、リミックス機能を使用できません。

リミックス機能を使用したい場合には、アカウントを公開するように設定を変更しましょう。

原因②：リミックス設定がオフになっているから

TikTokのリミックス機能が使えない原因の2つ目は、リミックス設定がオフになっていることです。

まずは、「設定とプライバシー」の項目から、「プライバシー」を選択し、さらに「リミックス」を選択します。

「リミックス」の設定を、「自分のみ」から「誰でも」または「相互フォロワー」に変更します。

これで、自分の動画に対するリミックスが許可されます。他のユーザーがリミックスを制限している場合は、上記の手順でリミックス機能を制限を介助してもらいましょう。

原因③：年齢制限に引っかかっているから

TikTokのリミックス機能が使えない原因の3つ目は、年齢制限に引っかかっているからです。

TikTokのガイドラインでは、15歳以下のユーザーはリミックス機能の使用が制限されています。

そのため、最初に設定したユーザーの年齢が制限に引っかかっている場合、TikTokのリミックス機能は使用できません。

出典：TikTok「お子様のプライバシー設定」

TikTokのリミックス機能の事例

続いては、TikTokのリミックス機能の使用事例を紹介します。

事例①：ゆーり

出典：ゆーり

最初にご紹介するのは、人気TikTokerのゆーりさんが投稿したリミックス動画です。

こちらの動画の内容は、前半に海外男性の動画、後半にゆーりさん本人の映像がリミックスされています。

前半の外国人男性は、音楽に合わせて自らの立派な上腕二頭筋を披露します。後半で動画に映っているゆーりさんも同じように上腕二頭筋を披露しますが、前半の外国人男性のようにはならない、というギャップを狙った動画がバズったケースとなります。

事例②：神堂きょうか

出典：神堂きょうか

続いて紹介するのは、タレント・モデルとして活動している神堂きょうかさんのリミックス動画です。

こちらの動画は前半に地球グミを口で開ける女性を映した動画、後半は神堂きょうかさん本人が前半の動画の真似をするといった内容となります。

前半の女性は可愛らしく口でグミを開けているのに対し、後半に登場する神堂きょうかさんは、手でこじ開けようとします。しかし、もちろん手ではびくともしません。

結局前半動画と同じように口で開けて食べてしまい、結局ウケを狙った形となってしまいます。

前半の可愛さと後半の粗雑さのギャップを狙った動画と言えるでしょう。

事例③：MELANIE

出典：MELANIE

最後に紹介するのは、モデル・インフルエンサーとして活動中のMELANIEさんの動画です。

こちらの動画は前半に爪楊枝をダンボールにダーツのように刺す動画、後半はMELANIEさん本人がそれを真似して、爪楊枝を自分に向けて刺してしまうという内容になっています。

リミックス機能によって、前半に成功例、後半に失敗したオチを持ってくるという構成です。

TikTokのリミックス機能に関するよくある質問

ここからは、TikTokのリミックス機能に関するよくある質問を紹介します。

質問①：著作権的には問題ありませんか？

リミックス機能はTikTokが公式に発表している機能のため、著作権侵害の心配はありません。

また、リミックス機能を許可していない動画は、リミックス機能自体を使用できませんので、許可している時点で使用が可能となります。

TikTokはJASRACとコンテンツに関するパートナーシップを締結済みですので、TikTok内にある音源であれば使用可能です。

リミックスした動画内で使用されている楽曲も著作権の範囲内といえます。

なお、TikTokの著作権に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

>>TikTokで著作権に引っかからない方法7選｜侵害になる例,侵害後に起こることも

質問②：リミックスをすると相手にバレるのでしょうか？

結論から言えば、リミックスをしたことはリミックス元のユーザーにバレます。

TikTokには誰が自分のプロフィールを確認したかどうかを知らせる足跡機能が存在しますが、リミックスをした時点で相手に通知される心配はありません。

ただし、リミックスされたユーザーがリミックスされた動画を確認して、削除することは可能です。

リミックスされた動画を削除するやり方は、下記の通りです。

①TikTokアプリで、画面下部の「プロフィール」をタップします。

②画面上部のメニューボタンをタップします。

③「設定とプライバシー」から「プライバシー」をタップします。

④リミックスをタップします。

⑤関連動画を管理するをタップします。

⑥動画の横にある「その他のオプションボタン」をタップします。

⑦「詳細をみる」をタップすると、自分の動画に関する全てのデュエットおよびリミックス動画が表示されます。

⑧「すべてを削除」→「削除」の順にタップして、すべての動画を削除します。

この作業によって、自分の元動画、および関連するデュエット動画やリミックス動画がすべて完全に削除されます。元動画のコピーをとっておきたい場合は、上記の手順を実行する前に、デバイスに動画をダウンロードしておきましょう。

質問③：デュエット機能との違いはなんですか？

デュエット機能の場合は自分の動画と他の動画を1画面にセパレートして1つの動画となりますが、リミックス機能の場合は動画の映像が前半または後半で異なる1つの動画となります。

どちらも似ていますが、場合によって使い分けることで、別の効果を生み出せます。

まとめ：TikTokのリミックスを活用して、動画をバズらせよう

今回は、TikTokのリミックスについて解説しました。

TikTokのリミックスに興味がある方は、本記事を参考にして、ぜひ自分のアカウントに最適なリミックスを作成してみてください。

また、Epaceは過去200社以上のSNSマーケティング支援で積み上げてきたTikTok運用のノウハウを活かし、投稿の作成、運用、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としておりお客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。

「TikTok運用代行を検討している」「TikTokのリミックス機能をもっと使いこなしたい」など、TikTok運用に関するお悩みなどがありましたらぜひお気軽にお問合せください。

お問い合わせはこちら