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SNS運用において、コンテンツの制作を円滑に進めるための手段として、コンテンツカレンダーの利用があげられます。
コンテンツカレンダーを利用すれば、複数の担当者や部署をまたいでのコンテンツ制作、個人でのSNS運用のスケジュールを可視化することで得られるメリットもあります。
そこで今回は、コンテンツカレンダーについて、作り方やテンプレートを交えながら解説していきます。
目次
引用:Microsoft「ソーシャル メディア コンテンツ カレンダー」
コンテンツカレンダーとは、制作するコンテンツに関係するスケジュールを一括管理するためのカレンダーのことです。
コンテンツカレンダーには、ライターや編集者、他部署間など、複数人とコンテンツ制作を進行していくうえで、共有すべき事項などを記載しておきます。
また、コンテンツカレンダーには、月間コンテンツカレンダーと年間コンテンツカレンダーの2種類あります。
月間コンテンツカレンダーは、1ヶ月内で行うコンテンツスケジュールを記載します。ここで運用スケジュールを把握できるよう、コンテンツ制作する担当者・タイトルを含む内容・配信経路や公開日などを記載します。
年間コンテンツカレンダーは、1年間を通して行うコンテンツスケジュールを記載します。長期的にSNS運用を実施するうえで、コンテンツに偏りが生じることがないように、スケジュールを組みます。
では、コンテンツカレンダーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、コンテンツカレンダーを利用する3つのメリットを紹介します。
コンテンツカレンダーを利用するメリットの1つ目は、マーケティング戦略が立てやすくなることです。
コンテンツカレンダーを利用することで、マーケティング戦略全体のビジョンを明確にし、具体的なタスクや活動に落とし込みやすくなります。
例えば、特定のキャンペーンやイベントに合わせてコンテンツを企画したり、お花見やクリスマスなどの季節性のあるトピックに対応したコンテンツを事前に計画することも可能です。
また、コンテンツのバリエーションとバランスも把握しやすくなります。全ての投稿が特定のトピックに偏っていないか、または一部の顧客セグメントを無視していないかどうかを確認できます。
このように、コンテンツカレンダーは効果的なマーケティング戦略を策定するうえで重要なツールとなるのです。
なお、SNSマーケティングについては下記の記事で詳しく解説しています。
https://e-pace.co.jp/column/sns-marketing
コンテンツカレンダーを利用するメリットの2つ目は、投稿の漏れをなくせることです。
イベントが増えていくと、ついつい投稿を忘れてしまうことは珍しくありません。ですが、コンテンツカレンダーを利用することで、コンテンツの投稿忘れを防ぐことができます。
また、コンテンツカレンダーでは、次に何を投稿すべきかを一目で確認することができるため、そのためにどの程度の時間が必要であるかを見積もることが可能となります。これにより、時間管理が改善され、投稿が適時に行われる確率が大幅に向上します。
このように、コンテンツカレンダーは投稿の漏れを防ぎ、コンテンツ戦略の一貫性と効率性を向上させる強力なツールとなるのです。
コンテンツカレンダーを利用するメリットの3つ目は、部門間の可視性が高まることです。
コンテンツカレンダーを利用することで、異なる部門のメンバーもコンテンツのスケジュールと進行状況を一目で確認できるようになり、各部門やスタッフ間での誤解や混乱を避けることが可能になります。
例えば、マーケティングチームがプロモーションを計画する際、すでに予定されている投稿内容やタイミングを把握していれば、それに合わせたキャンペーンを効率的に展開できます。また、コンテンツ制作チームも同様に、他の部門が何を計画しているのかを知ることで、より一貫性のあるコンテンツを作成できます。
したがって、コンテンツカレンダーは全体の一貫性を保ちつつ、各部門が協調して動くための重要なツールとなるのです。
コンテンツカレンダーを活用することで、スケジュールが可視化され、部署間の作業重複を防ぐことにつながります。
コンテンツカレンダー作成は、難しい手順などはないため、以下の手順でチャレンジしてみましょう。
まずは、自社のマーケティングの情報を整理します。具体的には、下記のようなイベントごとをリストアップしていきます。
これらの情報を整理することで、各イベントごとに効果的なマーケティング手法を考えることができます。
例えば、話題の新商品やサービスのリリースでは、発表するタイミングが重要です。最終的にどのように販売していくか、出口の設計から逆算してマーケティング戦略を構築しましょう。
具体的な戦略としては、
などがあげられます。
特に、フォロワーとのコミュニケーションが重要となるInstgramでは、これらの施策は大きな効果を発揮する可能性があります。
なお、Instgramの集客については下記の記事で詳しく解説しています。
祝祭日やバレンタインデー・クリスマス・正月・スポーツの試合開催日など、社外・社会的イベントを優先してカレンダーに記載します。
クリスマスやお正月などの大きなイベントは、絡めることにより、波に乗れる可能性が広がります。知名度の低い◯◯の日というイベントも、予想外の反応を得られることもあります。
ジャンル別に分け、投稿回数を決めます。分類などは企業により変わりますが、コンテンツカレンダー上に記載することでチームが共通の認識を持つことができ、全体のイメージがつきやすくなります。
投稿内容のジャンル分け、スケジュール変更、月間本数、優先度などを意識することで、コンテンツカレンダーの効果を高めることができます。
コンテンツカレンダーの効果を高めるポイントの1つ目は、投稿内容をジャンルで分けることです。
分類方法は企業により異なりますが、ジャンル分けすることで、チーム全体での共有ができ効率よく作業できます。
コンテンツカレンダーの効果を高めるポイントの2つ目は、スケジュールに変更があった場合は随時更新することです。
スケジュールに変更があった場合は、その都度更新しましょう。
更新することで他の部署も随時確認することができるため、素早い対応が可能となります。
コンテンツカレンダーの効果を高めるポイントの3つ目は、月間の投稿本数を事前に決めておくことです。
月の投稿本数を決めておくことで、チームでの作成分担なども事前にでき、スムーズに作業が進みます。
コンテンツカレンダーの効果を高めるポイントの4つ目は、優先度の高い投稿から配置することです。
特に話題となる新商品や新サービスなどはフォロワーの関心や期待感を高め、顧客ロイヤリティやエンゲージメントにもつながります。最優先に配置した方が良いでしょう。
もうひとつの手法として、プレゼントキャンペーンなども新たなユーザー獲得の可能性が広がるため、優先度が高いです。
コンテンツカレンダーを作成するにあたり、各SNSの特徴を理解したうえで、SNS運用を効率よくスムーズに行いましょう。
Twitterは10代だけでなく、20代、30代の方を利用ユーザーとして保有しています。
シンプルな情報発信や取得を可能とした、リアルタイムな価値を継続的に共有できる鮮度あるプラットフォームです。Twitterには、リツイートや引用ツイートの機能があるため情報共有しやすく、二次拡散に長けています。話題にすごく敏感なSNSとも言えます。
また、匿名投稿ができるため趣味や共通する話題、共感して欲しい出来事を気軽に投稿でき、Twitterのなかだけの関係を築いていくことが可能です。
Twitterにはリツイート機能があり、その拡散力は他のSNSに比べてもダントツです。
ハッシュタグ機能も導入されているため、ハッシュタグをつけてツイートした情報が拡散され、話題作りにも効果的です。
原則1人1アカウントまでの実名登録制であるため、匿名性が低く、他のSNSから比べると信頼度が高いSNSです。
特徴として、写真・動画・長めのテキスト・リンクシェアなどさまざまな投稿フォーマットが利用できます。
企業向け機能として、ビジネスアカウントやインサイトなど充実した機能が備わっています。ビジネスシーンでは、コミュニケーションを取るために利用するユーザーが多いです。
LINEは、他のSNSと違って利用ユーザーの年齢層が幅広いです。
日常的な連絡手段として使用しているユーザーが多いため男女比率や年齢層に偏りがあまりなく、SNSに強い10代や20代はもちろん、続いて30代や40代、それ以上の年齢の方も使用しています。
幅広く周知や認知していきたい企業は、ビジネスアカウントを取得し、トーク画面やタイムラインで広告やクーポン配信していくことが可能です。
他のSNSでは、リーチできない層へのアプローチを容易にできるため魅力的なSNSです。
LINEには、公式LINEアカウントと言う企業や事業向けのアカウントがあり、幅広く顧客とコミュニケーションを取ることが可能です。細かいコミュニケーションによりユーザーエクスペリエンス(顧客体験)で、質の高いファンを作ることも可能です。
Instagramは10代から30代の利用ユーザーをメインに盛り上がりをみせており、流行を瞬時にキャッチし、個性を主張する若年層へのアプローチを可能としています。
撮影した写真や動画の投稿に特化し、視覚的訴求がしやすいため、ブランドイメージと認知度を高められるSNSです。
Instagramは他のSNS媒体よりも画像や動画などの視覚的訴求に優れており、自社のサービスや商品を視覚的にアピールすることができ、集客に向いていると言えます。
Instagramにはストーリー機能があり、タイムセールなどの施策が取りやすいです。またプロフィール画面には、問い合わせボタンや電話ボタンを置くことが可能です。
画像を見たユーザーがプロフィールに飛び、スムーズに商品などの購入を促せるため、販促にも向いています。
TikTokと同様、大型動画プラットフォームですが、規模としては世界最大級となります。Googleが運営しているため、YouTube配信した動画をGoogleを通じて、他のメディアへ露出できます。
Youtubeは世界で2番目にアクティブユーザーが多いです。年齢層は幅広く、色々な商品を紹介することができます。
YouTube広告には、視聴する動画の前後や再生途中に表示されるインストリーム広告、スキップのできない6秒以内の短い広告で視聴動画の再生途中に表示されるバンパー広告、YouTubeのトップページ・検索結果ページ・関連動画一覧に表示されるディスカバリー広告、YouTube以外のアプリやサイトなどに表示されるアウトストリーム広告、YouTubeトップページの1番上に表示されるマストヘッド広告があります。
また、人気YouTuberを使ったPR活動ができます。人気Youtuberを活用した商品のプロモーションが可能で、場合によっては何百万人に自社商品をアピールすることもできます。
大型動画プラットフォームであるTikTokは、15秒から最長3分間の動画を投稿できます。動画を撮影する・編集するといった機能が備わっており、TikTokのアプリ内で完結するシステムになっています。
アルゴリズムにより「いいね」した動画にユーザーごとに出てくる動画が変わってくるため、ユーザーの反応率が高く効果的に認知拡大を実施することが可能です。
TikTokは、スキマ時間のちょっとした暇つぶしで視聴でき、気軽に投稿できるSNSです。利用ユーザーは女性が多く、10代の若年層も多いです。
利用ユーザーが特定されているため、特定層へのアプローチ、視覚的訴求といった面では優位なSNSです。ハッシュタグ機能も導入されており、話題作りをする上でも最適なプラットフォームと言えます。
なお、TikTokのアルゴリズムについては下記の記事で詳しく解説しています。
近年では、メディア・ブログ・SNSなどでコンテンツカレンダーが多く活用されています。
コンテンツの内容や公開予定日などの情報を管理することができ、主な機能でタグや執筆者など細かい情報まで管理できるものもあります。
SNS運用するにあたり、総合的に管理できる他、カレンダーをチームと共有することで全員の進捗度合いを把握できます。
株式会社エコンテが配布してる、年間タイプと月間2タイプのコンテンツカレンダーを配布しています。
年間と月間を合わせて使うことで、長期的なSNS運用を計画的かつ継続的に行うことができます。
引用元:comnico「SNS投稿管理用コンテンツカレンダー」
株式会社コムニコが配布している、オリジナルカレンダーです。
コンテンツのスケジュール管理にぴったりで、SNS運用の担当者に向けて作られています。
引用元:Getting Better「BtoB企業のコンテンツマーケティング最大の敵?コンテンツの「ネタ切れ」防止のヒント」
企業間の取引などに活用できる、企業向けのコンテンツカレンダーテンプレートです。
ビジネスのおけるネタ切れ防止や効果的なコンテンツカレンダーについても解説しています。
引用元:INFOBAHN「オウンドメディアを長続きさせる『コンテンツカレンダー』活用のススメ」
自社が所有するメディア運用における、コンテンツカレンダーの活用法をご紹介しています。
カレンダーの重要性や自社メディアの方向性を示す正しい手引きなどがまとめてあります。
引用元:six apartブログ「【無料テンプレートあり】ブレストから写真管理まで!Trelloを使ったエディトリアルカレンダーで快適なメディア運営を」
Repro株式会社が記事のなかで配布している、コンテンツカレンダーのテンプレートです。Trelloを使ったSNS運用の方法を実践したい方や、エディトリアルカレンダー作成をしたい方に向けて配布しているものです。
アイデア段階から公開済みまで作成しているので、コピーしてからすぐ活用できます。
今回は、コンテンツカレンダーについて解説してきました。
複数のSNS運用をしていくなかで、円滑なコンテンツ制作を進めていくためには、スケジュールの可視化が重要です。
作業重複や投稿漏れなど、予期せぬトラブルに見舞われる前に、コンテンツカレンダーの導入をご検討ください。
また、Epaceは過去200社以上のSNSマーケティング支援で積み上げてきたSNS運用のノウハウを活かし、投稿の作成、運用、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としておりお客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。
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