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中国は世界で1番人口が多く(14億4千万人)人口に伴い、インターネット利用者も非常に多い国です。
モバイル端末類の利用者数は16億1千万人となっており、この数字をみるとすでに中国の人口を超えていることがわかります。つまり、数億人が複数台のモバイル端末類を所持していているため、インターネットの利用者数も必然的に多くなっているのです。
中国では、インターネット利用者が約9億4千万人おり、そのうちSNS利用者は約9億人となっています。前年と比べるとSNS利用者数が、1億人超の増加がみられています。
今回は中国全体の約6割が利用しているインターネット・SNS事情にはどのような背景が存在しているのか見ていきましょう。
目次
前述したように中国のSNS利用者は9億人に上ります。年々増えているSNS利用者数ですが、中国では世界的なSNSが利用できないという事情があるのです。
このように特殊な理由を持つ中国のインターネット・SNS事情を見ていきましょう。
中国では日本をはじめとする、他国では適用されていない特殊な事情が存在します。
「グレート・ファイアウォール」と「金盾(きんじゅん)」というシステムです。「金盾」は包括的な情報管理システム構築プロジェクトで、「グレート・ファイアウォール」と呼ばれる大規模な情報検閲システムを実施して政府の承認する情報やサイト以外には利用者がアクセスできないように管理されています。
世界的に起きている「マスコミ不信」ですが、中国国民はもともとマスメディアを信用していません。信用以前に、世論誘導をされている前提で生活しています。そのため中国では、マスメディアよりも圧倒的に口コミを信じる傾向にあるのです。
口コミ掲載の記載場所には家族や友人・SNSに加えてECサイトなどの種類があります。
SNSのECサイトなどは、利用者の実体験や感想を元にできるので信頼性が高く利用者が多いといえます。
中国は、韓国・イギリスに次ぐ3位でキャッシュレス化先進国となっています。なぜ中国のキャッシュレス化が進んだのかというと、偽札が大量に出回っていたことや他国のような高額紙幣がなく、持ち歩きが大変不便という点があげられます。また、低所得者がまだまだ多いことからクレジットカードの審査に通りにくいため、保有する銀行口座から直接支払える「デビットカード」が主流という点も挙げられます。
また、QRコード決済が進んでいるため、屋台やレストランなどさまざまなお店で使用可能となっています。そのため、QRコードを読み取ることでSNSのフォローが求められ、オンラインへと誘導します。
中国ではライブコマースの活用にて大きな売上アップがあるため、ライブ配信とECを組み合わせたものが注目されています。そのため、毎日リアルタイムで商品がライブコマース形式で販売されていることで気軽にスマートフォンからの決済が行われています。
Eコマースを利用して商品の中継を見ながら購入することが可能な、ライブコマースが流行し増加傾向にあります。通常は、インターネットサイトの写真や内容を見ますが、ライブコマースでは商品の様々な角度から見ることができます。さらに販売者から直接説明を受けられるというライブならではの利点があげられます。
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中国の厳しいSNS規制事情の中で、どのようなSNS・Webサイトが利用されているのか紹介をしていきます。
ウェイボーはご存じの方も多いSNS媒体で、全世界で利用されているTwitterやFacebookの中国版と捉えるとわかりやすいでしょう。微博(ウェイボー)とはマイクロブログを意味しており、中国で微博といえば「新浪微博(シンランウェイボー)」ともいわれているほど。ウェイボーは複数存在しているのですが、主流となっているのがシンランウェイボーになります。
シンランウェイボーは2009年よりサービスをスタートし、翌年の2010年にはサーバーがダウンしてしまうほどにユーザー数が膨れ上がりました。
男性利用率56%:女性利用率44%となっており、男女問わずの登録者となっていますが、アクティブユーザーは女性利用率のほうが上回っています。
中国人が最も利用しているSNSはWeChatです。2011年にサービス開始をして2015年時点の月間アクティブユーザーが11億2千万人でしたが、中国語以外に20以上の言語設定が可能で、200の国と地域をカバーしており2022年現在はなんと月間アクティブユーザー12億人、1日のアクティブユーザー10億9千万人と驚異的な普及率です。
WeChatは男女の利用率が約50%で、中国はプライベートだけではなくビジネスでもSNSを有効活用しており名刺交換の代わりにID交換、報告書や納品書をデータ書類として共有するのに利用していることが要因となっていて幅広い世代からの支持を受けています。
2018年にテンセント社が発表していたデータでは、1日の送信メッセージ数が450億回、1日のビデオ通話数が4億1千万回に上るといわれているようです。
WeChatと同じ会社が運営しているティンセントウェイボー。WeChatやシンランウェイボーよりも早い2009年からサービス提供がされており、ティンセントウェイボーは中国で”QQ”と呼ばれてます。先述したように中国版TwitterやFacebookと似たような機能を持ったSNSで同等程度のユーザー数を誇る人気のアプリです。シンランウェイボーとティンセントウェイボーの大きな違いはユーザー層・年齢層となっています。
テンセントウェイボーの利用者は、地方部や農村などの低所得者に住んでいるユーザーが多いといわれています。反対にシンランウェイボーの利用者は、中国本土の北京や上海などの高賃金エリアに住むユーザーに加えて台湾や日本を加えて世界的に利用者が多いという特徴があります。
グラフを見ると若い世代の利用数が多く、低所得者に分類されていくことがわかります。
Baidu社は漫画アプリのcomicoと提携、1日1億人以上が利用するBaiduティエバと提携することで認知拡大や新たなファンの獲得を狙えることがあげられます。日本国内だけではなく、世界的にシェアがあるBaiduと提携することであらゆる業界の世界展開が見込めるでしょう。
Baidu(百度)は中国版Googleともいわれているため、リスティング広告を行うのがオススメです。中国でのシェア率なんと70%以上、世界シェアも4位となっており、中国語が理解できるユーザーでGoogleのリスティング広告をしたことがあればすぐ活用していけます。
日本の知らないところで意外と普及しているBaidu社のアプリは、ティーンを中心に高い支持を受ける、着せ替えキーボードアプリ「Simeji」があります。
動画や写真に加えてつぶやきを投稿できる若年層向けのSNSです。ホーム画面や投稿できる内容などから、中国版のInstagramというとわかりやすいかもしれませんね。
小紅書は、商品URLを投稿に添付して、ユーザーは添付されたリンクから購入できることから、SNS型のECサイトとして利用できるのが特徴です。InstagramにもECサイトとの連携機能がありますが、こちらは外部サイトへの誘導となっています。一方で小紅書では情報収集から購入までを外部サイトへ行くことなく、アプリ1つで完結できるためストレスなく楽しめます。
小紅書の根本はコスメの口コミサイトとして始まったところにあり、80%のユーザーを女性が占めています。たくさんの企業が小紅書の中国人インフルエンサーを起用して、流行に敏感である女性ユーザーたちへ自社商品・サービスの広告やマーケティングを実施しています。
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中国のByteDance社が開発及び運営をしている、世界でもおなじみのモバイル端末向けショートビデオアプリです。
TikTokは世界共通版としてリリースされており、中国本土版として「ドウイン」と呼ばれるアプリがあります。先述した通り中国には厳しい規制があるので、世界版のTikTokは視聴することができないのでドウインを視聴するほかありません。
2020年9月時点で、ドウインの1日アクティブユーザー数は6億人を超えており急ピッチで増加しています。
TikTokはユーザーの個人情報が中国共産党に集まりすぎてしまうのではないかという懸念から、インドでは使用禁止・アメリカ国内ではダウンロード禁止と徐々に規制が厳しくなっていることもニュースで取り上げられ話題になりました。
アクティブユーザーのピークの時間帯が19時以降となっているのは、学校や仕事終わりのユーザーが多いからということが考えられます。
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先述したように中国では「金盾」・「グレートファイアウォール」によりインターネット・SNSでの利用及び閲覧が制限されています。そのため、日本では主要SNSとして利用されている「LINE・Facebook・Instagram・YouTube・Twitter」などを開こうとするとアクセスができずに利用不可となっているのです。
日本だけでなく世界的にも主要なSNSをこれだけ規制している目的は、「中国政府にとって不利益な情報を規制するため」。これは政治批判や反政府組織などの情報発信も規制対象です。それによりWebサイトだけではなくSNSも規制対象となります。
また「中国のIT市場を守るため」ということも挙げられており、Googleを締め出し中国国内のみでのIT市場を独占できるといった狙いもあるといわれています。
国際的なSNSを利用してのマーケティングはほぼ効果がありません。ですが、IT市場を独占しているため、中国国内の人気SNSで自社のアカウントを設立・運用することで絶大な効果が期待できます。
この項目では、中国SNSを活用してマーケティングを行う際のポイントをお伝えします。
中国のSNSを利用したマーケティングを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
中国人は一般的に猜疑心(相手の言動や行動を疑う気持ち)が強いとされているため、口コミやライブコマースといったECサイトではなく、リアルタイムで販売者と話しながら検討できるサービスが強いといえます。ですが、中国人といっても年齢・性別、特に住んでる地域により価値観・思考も変わってくるので、自社のターゲットに合わせたマーケティングをすることが重要です。
前述しましたが、中国人は猜疑心の傾向によりECサイトやマスメディアを信用しないので”口コミ”もよく見ています。そして口コミにおいて影響力が高いインフルエンサーを起用することで、日本に住んだまま中国への効果的なプロモーションが行えます。
また、中国ではSNSの普及率が今も増加し続けており普段の生活には欠かせません。そのため、トレンドが生まれるスピード感もどんどん早くなってきているので、トレンドにいち早く敏感なインフルエンサーを起用することで認知度・売上アップに直結します。
経費削減を理由に無料の翻訳サービスを使用したり、安い代行業者に依頼をして中国語へ変換したWebやECサイトがよく見かけられます。これらは早く安く翻訳できるという手軽さがある代わりに不自然な文章や単語、堅苦しい文章になってしまいユーザーからの不信感に繋がります。
そのため、中国向けにマーケティングを行うのであれば、中国人スタッフの起用もしくはネイティブで翻訳できる企業に依頼したほうが魅力的なWebを作成できます。
関連記事:インスタ・SNSマーケティングで人気の会社12選!必ず見つかる目的別まとめ
引用元:https://weibo.com/571331191
日本在住の中国人であるリンピンさんは、在日中国人インフルエンサーのなかでもトップクラスのフォロワーを獲得しています。
大手お菓子メーカーは、リンピンさんをインフルエンサー起用とし、宣伝活動を実施しました。
リンピンさんのweiboアカウントにて、ライブ配信を行い、お菓子メーカーが実施中のキャンペーンを周知させる取り組みをしました。
そのライブ配信は、インプレッション数70.7万回、エンゲージメント数2,093個と視聴ユーザーの反応が大きく、成果を実感できる結果となりました。
リンピンさんのライブ配信は、視聴ユーザーと上手くコミュニケーションがとれているため、コメントが多い特徴があります。
視聴ユーザーとの関係が良好なため、情報を周知することに特化した成功事例といえます。
参照サイト:https://www.cbn.co.jp/archives/1788
日本国内だけではなく、外国から訪れた観光客からも大きく人気を集めるドンキホーテが実施した成功事例となります。
WECHAT(微信/ウィーチャット)では、ユーザーに向けて、日用品や人気商品などの割引クーポンを配布することで購買意欲を後押ししています。
さらに、EC機能を活用して、ユーザーに対して購買行動を促し、売上向上の施策を成功させています。
参考サイト:https://www.cbn.co.jp/archives/1788
大手化粧品メーカーの新商品を周知させる目的で、インフルエンサーを起用し、宣伝活動を行いました。
低コストで宣伝したいメーカーは「小紅書(RED)」にて20名のインフルエンサーを募り、予算範囲内の宣伝を実施したところ、合計フォロー数が305,176人と増加しました。
この状態で情報発信し、エンゲージメント数7,746個とユーザーの反応がありました。
効率よく情報拡散できた成功事例です。
中国のSNS事情を基に、独自のインターネット環境について解説しました。中国でのインターネットサービスを計画・検討してましたら、ぜひ今回の記事を参考として活用してください。
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