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TikTokをマーケティングに上手く活用するには? ポイントと成功事例をご紹介

TikTokは動画投稿をメインとするSNSで、2016年に中国のByteDance社によって開発されました。

TikTokには多種多様な編集機能があり、15秒から1分ほどの短めの動画の投稿をメインにしています。

リリースからわずか2年でユーザー数が10億人を超えるなど、近年大きな勢いを見せており、多くの企業がマーケティングにTikTokを活用していて多数の成功事例もあります。

TikTokを使ったマーケティングには、ブランドアウェアネスや製品紹介、プロモーションなど様々なメリットがあるのです。

ただし、TikTokの利用ユーザーは比較的年齢層が若いため、ターゲットに合わせた戦略が必要です。

本記事では、TikTokを利用することのメリット・デメリット、TikTokの活用に成功した企業の事例について詳しく解説していきます。

 

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TikTokとは

TikTokは15秒から1分ほどの短い動画で構成されるSNSで、海外でも大きなブームとなっています。

日本国内においても、2019年2月時点で月間アクティブユーザー数が950万人を突破しました。

このSNSは情報の端的さと中毒性が特徴で、瞬く間に10万から100万回再生されるようなバズりやすさもあり、Z世代を中心に人気を集めています。

TikTokを利用するメリット

TikTokは主に若者に人気があり、多くの企業が参入している市場です。

企業がTikTokを活用してマーケティングを行うことによるメリットとしては以下5点が挙げられます。

若者に訴求できる

 

TikTokは主に10〜20代の若年層に使用されており、企業が利用することで若者に訴求できるメリットがあります。

企業アカウントを使うことで若い世代の認知度が高まり、集客や宣伝効果が得られる可能性があります。

また、若者はTikTok以外にも多くのSNSを利用しており、シェア機能を使ってさらに拡散することが考えられることから、SNSマーケティングにおいて有効な手法となります。

メリット①:競合と差別化しやすい

TikTokを利用するメリットの1つ目は、競合と差別化しやすいことです。

TikTokは独自のフォーマットとスタイルを持つSNSであるため、企業は従来とは異なる方法で自社のターゲット層にリーチできます。

例えば、TikTokではユーザーが独自のトレンドやハッシュタグを作り出すことが多く、企業はこれらのトレンドに乗ることで、自然な形でブランドをPRすることが可能です。

つまり、企業はTikTokを活用することで、競合他社とは異なる、ユニークで革新的なマーケティング戦略を展開することができ、競合との差別化を図れるのです。

③低コストで高クオリティの動画が作成可能

TikTokは、クオリティの高い動画を簡単に作成できるという利点があります。

それは、TikTokにはさまざまなエフェクトを選べる、スロー・倍速を変えられる、動画映えする音楽が多いなど、動画編集に必要な機能が元から備わっているためです。

また、どの機能もボタン一つで編集・やり直しができるので、動画編集のスキルが無くても誰でも簡単に編集ができる点も特徴の一つです。

これにより、企業独自の色を容易に演出することが可能となっています。

④広告メニューが多い

 広告メニューが豊富で拡散力が高いため、TikTokは企業アカウントにとって有効なプラットフォームです。

特徴的な広告の種類には、アプリ起動時に表示される「起動画面広告」や一般投稿に表示される「インフィード広告」、ユーザーが参加可能な「ハッシュタグチャレンジ広告」、ユーザーにリアルなブランド体験を提供する「ブランドエフェクト」の4つがあり、これらは予算に合わせて使用することができます。

このようにTikTokは独自の広告メニューを提供しているため、自社の色を思うように表現できる広告を打ち出すことができ、様々なターゲットへのアプローチが可能となっています。

⑤一般ユーザーと近い距離でコミュニケーションすることが可能

TikTokは一般ユーザーと企業が近い距離でコミュニケーションすることができるのが特徴です。

人気のある企業アカウントは一般のユーザーからコメントや「いいね」がきますが、これに反応したり一部のコメントを取り上げた投稿を行うことで親しみやすい印象を与え、ユーザーとの親和性を高めることが可能です。

他にもTikTokには、ハッシュタグチャレンジや投票などのインタラクティブなプロモーションを行う機能があり、これらはユーザーが参加しやすい上に口コミ効果も期待することができます。

TikTokを利用することのデメリット

様々なメリットがあるTikTokマーケティングですが、もちろんデメリットも少なからず存在します。

TikTokマーケティングにおけるデメリットもしっかり把握して、適切な戦略を立てることが重要です。

①高年齢層にアプローチしにくい

特に「飲食」・「ファッション」・「コスメ」などの商材に向いていると言われているTikTokマーケティングですが、TikTokは主に若年層が利用するSNSであり、企業のPR商材も若年層に寄っている傾向があります。

近年では30代の利用者も増えてきており、将来的には40年代以降にもリーチする可能性がありますが現状では若年層が多いため、高年齢層に対してのマーケティングには時間がかかりそうなことは留意しておく必要があります。

②運用効果が出るまでに時間を要する

TikTokアカウント運用には、望んだ効果を得るためには時間を要するといったデメリットがあります。

たとえ投稿した動画がヒットしても、それを購買に繋げるためには試行錯誤が必要で、広告費用がかさむこともあるかもしれません。

ただしこれはTikTokに限った話ではなく、一般的にSNSアカウント運用は効果がすぐに出ないことを理解し、長い目で見るようにしましょう。

③炎上するリスクがある

TikTokで企業アカウントを使う際には、不適切な発言や行動により、企業のイメージを損なう可能性があることも理解しておかねばなりません。

たとえ悪意はなかったとしても、人種差別・ジェンダー差別と捉えられる発言、政治・宗教に関する偏った発言、有名人など特定の個人のプライバシー暴露につながる投稿などは、視聴者の不快な感情を招く恐れがあります。

これらの不適切な発言や行動をすることで企業イメージを損ないかねないため、投稿する前には責任者が確認したり、リテラシーを高める教育を社内で実施したりすることが重要です。

TikTokで炎上した場合は、SNS上での炎上だけでなく企業イメージの損害や売上の低下など、企業へのダイレクトなダメージになることを把握しておきましょう。

炎上しないための対策としては、ガイドラインの策定、運用ルールの徹底・周知や、投稿内容のダブルチェックが重要です。

また、万が一炎上した場合に備えて予め対応方針を決めておいたり、専門チームを設置しておいたりと、緊急時に速やかに対処できる体制づくりも不可欠です。

TikTok企業アカウントの成功事例

TikTokは新しいマーケティング手法として注目を集めており、様々な企業がアカウントを作成し、成功を収めています。

以下にTikTokマーケティングにおいて人気を呼んだ企業アカウントを紹介しますので、これらの成功事例を参考にし、自社のTikTok活用方法を検討してみてください。

①UNIQLO

画像 : @uniqlo_jp

大手アパレルメーカーであるユニクロは、TikTokを活用して「#UTPlayYourWorld」というハッシュタグキャンペーンを日本・アメリカ・フランス・台湾で同時開催しました。

このキャンペーンへの参加条件は、お気に入りのユニクロ商品を着用してTikTokアプリから「#UTPlayYourWorld」の楽曲を選んで動画を撮影し、期間中にハッシュタグ「#UTPlayYourWorld」をつけて投稿するだけです。

各国から計5名がグランプリに選出され、この5名は世界中のユニクロの店舗内モニターや公式SNS上に流れる映像に出演することができました。

この企画をきっかけに、ユニクロは5人のモデルを獲得した上に、多くの視聴回数や幅広いフォロワー、いいね数を獲得できるようになりました。

②ローソン

画像 : @akiko_lawson

コンビニエンスストアチェーンのローソンはTikTokを活用し、人気商品「Lチキ」を使った「#いつでもLチキチャレンジ」というキャンペーンを実施しました。

オリジナル楽曲「いつでもLチキ」に合わせ、人差し指と親指で「Lチキサイン」を作って踊る動画を投稿するというものです。

このダンスが可愛いと評判になり多くの視聴者が簡単に踊れることから女子高生を中心に流行し、期間内のLチキの知名度向上や購入者増加につながり、売上の上昇に成功しました。

③UQモバイル

画像 : #UQ三姉妹チャレンジ

続いてご紹介するのは、大手通信メーカーKDDIのブランドであるUQモバイルです。

UQモバイルが開催したのは、TikTokとテレビCMが連動する形のキャンペーン。

このキャンペーンは「#UQ三姉妹チャレンジ」というハッシュタグを使用し、テレビCMでも馴染みのある楽曲「UFO」に合わせたダンス動画を投稿することで参加できました。

このようなテレビCMとTikTokを組み合わせた訴求力の高いキャンペーンは、高い話題性を集めました。

④マクドナルド

画像 : #ティロリチューン

日本マクドナルドが開催した「#ティロリチューン」チャレンジは、ポテトが揚がる時の”♪ティロリ ティロリ”という有名な音に合わせ踊る動画を投稿する企画です。

このプロモーションは、インフルエンサーを起用したインフィード広告を通してハッシュタグチャレンジへ誘導したことが特徴です。

加えてダンスの振り付けも10分程度の練習で習得できるような真似しやすさから気軽に参加でき、期間内に約5万件の動画投稿と1億回を突破した総再生数で話題を呼びました。

⑤スクウェア・エニックス

画像 : #なりきりスライム

続いて大手ゲーム会社スクウェア・エニックスの事例をご紹介します。

この企業では、ゲームアプリ「ドラゴンクエストタクト」のプロモーション専用アカウントを作成することで効果的なマーケティングを成功させました。

動画の合間に挿入されるインフィード広告では、アカウントのプロフィールからアプリのインストール画面へと直接誘導することも可能となっており、効率的かつ利便性の高い優れた広告運用となっています。

TikTokの利用者は若年層に偏りがちと言われているものの、ゲームのマーケティングであればどの年齢層とも合致できる点がメリットです。

このように、プロモーション専用アカウントを作成して広告を打ち出すことも有効な手段と言えます。

⑥東京カレンダー

画像 : @tokyocalendar

企業のTikTok活用事例はターゲットを若年層としたものが大半を占めていますが、大学生〜社会人をターゲットに動画を配信しているのが東京カレンダーの「#東カレグルメ」です。

ターゲットに合わせてコンテンツも大人っぽさを意識したショートドラマを配信。実際に存在する飲食店を舞台に「港区女子」に代表される都会で生きる大人たちをリアルに描きつつ、ムービーを最後まで視聴したユーザーには毎回異なるお店のクーポンをプレゼントという画期的なキャンペーンを行うことで評判になりました。

また、オリジナル楽曲に「#東カレドラマに出たい」というハッシュタグをつけて投稿したユーザーの中から1名を選出し、実際にドラマに出演できる権利を与えるキャンペーンも実施。

ターゲットとコンテンツを巧みに合わせて人気を博した事例です。

最後に 

本記事では、TikTokをマーケティングに活用した成功事例や、TikTokを活用する上での重要なポイントについて解説しましたが、いかがでしょうか。

TikTokは動画広告市場で重要な存在になっていくと予想され、日本でも活用が進めば、新しいSNSマーケティングの効果を得られる可能性があります。

今回紹介した事例を参考にして、自社にあったTikTokの活用方法を検討してみてください。

Epaceはこれまで200社以上のSNSマーケティングで積み上げてきたTikTok集客のノウハウを使い、お客様にあったツールの選択から、投稿の作成、運用、内製化支援、細かい分析までお客様のご要望に合わせて柔軟に運用の支援を致します。

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執筆者

株式会社Epace 代表取締役

佐藤 駿介

法政大学法学部卒業。
大学在学中に動画マーケティング会社でYouTubeやTikTokの運用代行やオウンドメディアの構築、ライバー事業でライバーの育成・支援やインフルエンサーマーケティングを経験し、株式会社Epaceを創業。SNSの中でも特にYouTubeを得意とし、これまで上場企業や芸能人までジャンルを問わずSNSマーケティングを手がける。情報経営イノベーション専門職大学(iU)客員教員、一般社団法人インフルエンサー連盟SNS運用部門理事。

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