お役立ち資料の
ダウンロードはこちら
イーペースのノウハウを詰め込んだ資料はこちら。社内で検討したい方、情報収集段階の方などご自由にダウンロードいただけます。
不動産業界でもSNSを活用した集客や情報発信の重要性は年々高まっています。
その中でもX(旧Twitter)は、拡散力の高さやリアルタイム性を活かして、多くのユーザーに物件情報や市場動向を届けられる有力なツールです。
しかし、単に物件を投稿するだけでは効果は薄く、ターゲットに合わせた情報発信や投稿の工夫が欠かせません。
そこで本記事では、不動産会社や個人事業主がXを活用するメリットや、効果的な運用のポイントについて分かりやすく解説していきます。
目次
不動産会社がXを効果的に活用するには、ただ物件を宣伝するだけでなく、ユーザーにとって「役立つ」「面白い」と思ってもらえる投稿が必要です。
ここでは、初心者でも取り入れやすい3つの投稿企画を紹介します。
不動産会社におすすめのX企画の1つ目は、物件紹介です。
Xの一番の強みは「スピード感」と「拡散力」です。
新着物件やおすすめ物件を、写真や動画付きで短く発信すると、目に留まりやすくなります。
特に外観や内装の一部を切り取った写真は「もっと見たい!」と感じてもらえるきっかけになります。
内覧前に雰囲気を伝えられるので、興味を持つ人の問い合わせにもつながりやすいでしょう。
不動産会社におすすめのX企画の2つ目は、不動産の豆知識・裏技です。
物件紹介ばかりだと宣伝色が強くなってしまうので、生活や住まいに関する「ちょっと役立つ知識」も発信しましょう。
たとえば「敷金・礼金ってそもそも何?」「お得に引っ越す時期は?」など、初心者でも気になるテーマを取り上げると共感を得られやすいです。
「知って得する裏技」をイラストや図解にして投稿すると、保存やシェアもされやすくなります。
不動産会社におすすめのX企画の3つ目は、不動産投資・お金の話です。
不動産と「お金」は切っても切り離せないテーマです。
住宅ローンの基本や、家を買うときの初期費用、不動産投資の始め方などをわかりやすく解説すれば、幅広い層にアプローチできます。
専門用語をかみ砕いて、身近な例を交えながら説明するのがポイントです。
信頼できる情報を継続して発信すれば、「あのアカウントは勉強になる」とフォローやファン獲得につながります。
不動産の集客というと「広告費がかかる」「難しそう」と感じる方も少なくありません。
しかし、Xを上手に活用すれば、コストを抑えながら効率的に見込み客へアプローチすることが可能です。
ここでは3つの大きなメリットを紹介します。
Xで不動産集客をするメリットの1つ目は、広告費が0円で始められることです。
通常、不動産の宣伝はポータルサイト掲載料や折込チラシなどに費用がかかりますが、Xならアカウントを作成すればすぐに無料で発信できます。
物件写真や動画を添えて投稿すれば、魅力を視覚的に伝えられるため、広告予算が限られている会社や個人事業主でも取り組みやすいのが強みです。
Xで不動産集客をするメリットの2つ目は、30代以上のユーザーにアプローチしやすいことで
す。
Xのユーザーは10代・20代だけでなく、家探しや住宅購入を意識し始める30代以上の利用者も多くいます。特に子育て世帯や資産形成を考える層に情報を届けやすいのが特徴です。
生活やお金に関する情報を投稿すれば、不動産に関心のあるユーザーからの反応も得られやすくなります。
Xで不動産集客をするメリットの3つ目は、拡散性が高いことです。
気になる投稿はリポストされることでフォロワー以外にも届き、想像以上に多くの人の目に触れるチャンスがあります。
面白い物件紹介や、役立つ不動産知識を投稿すれば、自然に拡散されて認知度が高まり、広告費をかけずに大きな宣伝効果を得られる可能性があります。
便利で拡散力もあるXですが、集客に活用する際には注意すべき点もあります。
あらかじめデメリットを理解しておくことで、リスクを減らし、より安全に運用できます。
ここでは3つのデメリットを紹介します。
Xで不動産集客をするデメリットの1つ目は、炎上リスクがあることです。
発信した内容が誤解を招いたり、不適切だと感じられたりすると、一気に拡散されて批判の的になることがあります。
特に不動産は金額が大きく、人々の生活に直結するため、慎重な情報発信が欠かせません。
誇張表現や誤解を生む書き方を避け、正確で誠実な投稿を心がけることが重要です。
Xで不動産集客をするデメリットの2つ目は、各種法律に留意する必要があることです。
不動産広告には「景品表示法」「宅地建物取引業法」「不当表示防止法」など、守るべきルールが多数あります。
たとえば「駅徒歩5分」と表示する際も、実際の距離を正確に測定しなければ虚偽表示とみなされる可能性があります。
SNSは気軽に投稿できる反面、法律違反にならないよう十分注意が必要です。
Xで不動産集客をするデメリットの3つ目は、短期的に効果は出づらいことです。
Xは認知を広げるには有効ですが、フォロワーが少ないうちは投稿を見てもらえる人数も限られます。
そのため、最初から「すぐに問い合わせが来る」と期待するのは難しいでしょう。
継続して情報発信を重ねることで徐々に信頼が積み重なり、効果が表れてくるのが特徴です。
Xでの投稿は、ただ写真や文章を載せるだけでは反応を得にくい場合があります。
ユーザーに「見たい」「保存したい」と思ってもらうためには、ちょっとした工夫が大切です。
ここでは、不動産会社がXで投稿する際に意識したい3つのポイントを紹介します。
Xで不動産投稿を作成するポイントの1つ目は、一文目のインパクトを重視するすることです。
ユーザーは流し見でタイムラインをスクロールしており、興味を持たれなければ一秒も立ち止まってくれません。
不動産情報はどうしても専門的・事務的な印象を持たれやすいため、最初の一文で「続きが気になる」「これは自分に関係がありそうだ」と感じてもらう工夫が不可欠です
。物件の強みを端的に示す、読者の悩みに寄り添う問いかけを入れる、数字や具体的なベネフィットを示すなど、最初の数十文字で興味を引きつけることで、その後の情報が読まれる確率は大きく高まります。
Xで不動産投稿を作成するポイントの2つ目は、画像を効果的に使うことです。
タイムライン上ではテキストより先に画像が視界に入るため、外観・内観・間取り・周辺環境など、物件の魅力を直感的にイメージできる写真を選びましょう。
例えば、暗い室内写真よりも、日当たりの良さが伝わる明るいリビングの写真をメインに使う方が、ユーザーの「住んだときのイメージ」を喚起できます。
また、1枚に情報を詰め込みすぎず、「この投稿では何を一番見せたいのか」を決めて構図やトリミングを調整すると、印象に残りやすくなります。
ロゴや簡単なキャッチコピーを画像内に入れるのも有効ですが、文字を入れすぎると読まれないので、視覚的な訴求と情報量のバランスを意識することが重要です。
Xで不動産投稿を作成するポイントの3つ目は、リアルで役立つ情報を入れることです。
物件の間取りや価格だけでなく、「このエリアはスーパーまで徒歩3分」「小学校が近く子育て世帯に安心」など、実際の生活をイメージできる情報を加えると効果的です。
リアルで役立つ情報は信頼感を高めるだけでなく、「この物件、いいかも」と思わせる大きなきっかけになります。
投稿を見た人が「保存しておこう」「友達に教えたい」と感じるような一言を添えると、拡散にもつながります。
実際に成果を上げている不動産関連企業の公式アカウントを見てみると、共通して工夫された発信方法やユーザーとの関わり方が見えてきます。
ここでは、不動産業界の中でも特に参考になる5つの成功事例を取り上げ、それぞれの運用ポイントを解説していきましょう。

不動産Xアカウントの成功事例の1つ目は、不動産情報サイト「アットホーム(@athome_co)」の公式アカウントです。
フォロワー数は20万人(※2025年9月現在)と、住宅・不動産業界の中でも特に大きな影響力を持っています。
注目すべきは、積極的な情報発信とアカウント運用の工夫です。
最新の投稿をプロフィールに固定し、ユーザーの目に常に新鮮な情報が届くように工夫している点は、活発な企業姿勢を印象づける効果があります。
さらに、日付にちなんだ投稿や間違い探しの参加型の企画も積極的に取り入れ、多い日には1日3回以上の投稿を実施。
こうしたコンテンツは、ユーザーが思わずシェアしたくなる要素を含んでおり、アカウントの拡散力を高めています。
量と質のバランスを保ちながら、ユーザーを飽きさせない工夫を続けていることが、多くのファン獲得につながっています。
まさに、継続的かつ多角的な発信で成功を収めている好事例といえるでしょう。

不動産Xアカウントの成功事例の2つ目は、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の公式アカウント「ホームズくん(@HOMES_kun)」です。
フォロワー数は約15.2万人(※2025年9月現在)と、多くのユーザーから親しまれています。
最大の特徴は、公式キャラクター「ホームズくん」を前面に出した世界観の徹底です。
プロフィール欄には「カテゴリー:私立探偵」「場所:ホームズくんのおうち」とユニークな設定が記載され、アカウント全体に遊び心を感じさせています。
投稿内容も、ホームズくん自身がユーザーに語りかけるような親しみやすい口調で展開され、ファンが自然と共感しやすい構成となっています。
さらに、キャラクターの写真やイラストを活用することで視覚的なインパクトを高め、ブランドの認知度向上にもつながっています。
このように、キャラクターを活かした独自性と親しみやすさを兼ね備えた運用スタイルは、多くのユーザーに愛される要因となっており、不動産業界におけるSNS活用の成功事例として大いに参考になるでしょう。

出典:https://x.com/openhouse_group
不動産Xアカウントの成功事例の3つ目は、総合不動産会社「オープンハウスさん(@openhouse_group)」の公式アカウントです。
フォロワー数は約3.2万人(※2025年9月現在)と、不動産業界の中でも個性的な運用を行っている点で注目されています。
特徴は、宣伝一辺倒ではなく、幅広い層が興味を持つテーマを積極的に取り上げる姿勢です。たとえば野球など幅広い層が関心を持つ話題を積極的に取り上げ、生活者と同じ目線での発信を続けています。
さらに特徴的なのが、スポーツへの積極的な応援投稿です。
「スポーツを応援しまくります」と題して、Bリーグの「群馬クレインサンダーズ」をはじめ、「東京ヤクルトスワローズ」や「福岡ソフトバンクホークス」といったプロ野球チームのスポンサー活動にも触れ、スポーツファンとの接点を広げています。
このように、日常的な話題やスポーツ応援を交えた等身大で人間味のある発信が、ファンの獲得や顧客ロイヤリティの向上につながっています。
単なる宣伝アカウントにとどまらず、「気軽にフォローできて一緒に楽しめる存在」として印象付けている点は、不動産会社にとって参考になる好事例といえるでしょう。

出典:https://x.com/panasonic_homes
不動産Xアカウントの成功事例の4つ目は、住宅総合メーカー「パナソニック ホームズ【公式】(@panasonic_homes)」のアカウントです。
フォロワー数は約3.4万人(※2025年9月現在)で、企業としての信頼性と生活者への発信力を兼ね備えています。
特徴的なのは、アンケート機能を活用したユーザー参加型のアプローチです。
たとえば「防災対策」に関するアンケートを実施し、ワンクリックで気軽に回答できる仕組みを導入。
ユーザーの参加を促すと同時に、ニーズや関心を把握する効果を発揮しています。
さらに同社は、防災意識を日常的に高める取り組みとして「週刊・蓬莱さんの防災ひとこと」というコンテンツを発信しています。
気象予報士・蓬莱大介さんの視点から日常に役立つ防災知識を紹介するもので、身近な生活の中で防災を考えるきっかけを提供しています。
このようにアンケート機能や専門家との連携によって生活者に寄り添い、段階的に防災への意識を高める取り組みは、Xの拡散力を最大限に活かした好事例といえるでしょう。

不動産Xアカウントの成功事例の5つ目は、全国各地に住宅情報センターを展開する「住宅情報館」の公式アカウント「【公式】住宅情報館/しーるくん(@seal_jjk)」です。
フォロワー数は約1.9万人(※2025年9月現在)で、親しみやすいキャラクター運用が特徴的なアカウントとなっています。
マスコットキャラクター「しーるくん」が発信する雑学や豆知識は人気コンテンツとなっており、たとえば問題を出す投稿では、「〇〇、なんて読むか分かるかしーる?」のように独特の語尾を活用し、楽しく知識を得られる工夫がされています。
さらに、ポテトチップスのパリパリ感を残したまま保存する方法などを紹介したり、運動会に向けて靴ひもがほどけない方法などを生活に役立つ情報も盛り込まれています。
このように、クイズと雑学などを盛り込んだ投稿は、ユーザーにとって有益であり、信頼感にもつながっています。
また、季節感を取り入れた発信によってタイムリーな楽しさを提供している点も魅力です。フォローする理由の一つは「役立つこと」や「学びがあること」であり、住宅情報館のアカウントはその条件を満たす好例といえるでしょう。
キャラクターを活かしながら有益な情報を発信する姿勢は、フォロワーを自然に増やす効果的な運用方法です。
不動産会社がXを活用して情報発信をする際は、ユーザーに安心感を与えるためにも「法律に沿った正しい表現」が欠かせません。
知らずに違反してしまうと、行政からの指導や企業イメージの低下につながるリスクがあります。
ここでは特に注意すべき4つの法律を紹介します。
不動産X運用で注意すべき法律の1つ目は、不動産の表示に関する公正競争規約です。
不動産広告には、不動産の表示に関する公正競争規約のルールがあり、誇大広告や不正確な情報を禁止しています。
たとえば「駅から徒歩5分」と書く場合は、実際の距離を正しく計算しなければなりません。
Xでの短い投稿でも、ユーザーを誤解させない正確な情報を心がける必要があります。
不動産X運用で注意すべき法律の2つ目は、景品表示法です。
景品表示法は、商品やサービスを実際よりも「お得」「高品質」と誤解させる表現を防ぐための法律です。
たとえば「今だけ半額!」と書く場合、本当にその価格で提供できる根拠が必要です。
不動産に関するキャンペーンをSNSで発信する際には、この法律に抵触しないか必ず確認しましょう。
不動産X運用で注意すべき法律の3つ目は、宅地建物取引業法です。
不動産取引の基本となる法律が、宅地建物取引業法です。
この中には「重要事項説明は有資格者が行うこと」「誤った情報提供をしないこと」などが定められています。
SNSの投稿では軽く触れる程度にとどめ、契約や法律に関わる説明は必ず宅建士が行う必要があることを理解しておきましょう。
不動産X運用で注意すべき法律の4つ目は、おとり広告です。
おとり広告とは、実際には契約できない物件を掲載してユーザーを誘導する行為です。
たとえば「この物件はまだ募集中です」と偽って来店を促すようなケースが該当します。
SNSでは拡散力が高いため、うっかり誤情報を流してしまうと一気に信用を失いかねません。取り扱う情報は常に最新かどうか確認し、誠実な発信を徹底することが大切です。
今回は、不動産会社向けのXの活用方法について解説しました。
不動産会社向けのXの活用についてお困りの方は、本記事を参考にして、不動産会社らしいXアカウント運用を試してみてください。
また、Epaceは過去200社以上のSNSマーケティング支援で積み上げてきたX運用のノウハウを活かし、投稿の作成、運用、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としておりお客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。
「ECサイトの集客手法がわからない」「そもそも何をすれば売り上げがアップするのか分からない」など、集客に関するお悩みがありましたらぜひお気軽にお問合せください。
現在、開催予定のセミナーはありません。