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ECサイトを運営しているものの、「検索結果に自社サイトが表示されない」「広告費ばかりかさんで利益が出にくい」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ECサイトの主要な流入経路には検索エンジン・広告・SNSがありますが、なかでもSEO(検索エンジン最適化)は、一度上位表示を獲得すれば広告費をかけずに継続的なアクセスを得られる中長期的な集客手段として注目されています。
Googleの公式ドキュメントでも、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供し、検索エンジンがサイトを正しく理解できるよう最適化することの重要性が繰り返し述べられています(出典:Google検索セントラル「SEOスターターガイド」)。
本記事では、ECサイトに特化したSEO対策の全体像を「サイト設計」「商品ページの最適化」「コンテンツSEO」「テクニカルSEO」「外部対策」の5つの領域に分けて具体的に解説します。ECサイトならではの注意点や、SEO以外の集客手段との組み合わせ方まで網羅していますので、自社サイトの改善にお役立てください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| ECサイトにSEO対策が必要な理由は? | 広告に頼らず安定した集客基盤を構築できる | 一度上位表示されれば追加コストなしで継続的にアクセスを獲得でき、広告費の削減と売上安定につながります。 |
| 商品ページのSEO対策の方法は? | タイトル・説明文・構造化データを最適化する | 固有のタイトルタグやオリジナルの商品説明文を設定し、構造化マークアップで検索結果の表示を強化します。 |
| 外部対策(被リンク獲得)の方法は? | 良質なコンテンツ発信とPR活動が基本 | 自作自演のリンクはペナルティ対象です。有益なコンテンツを作り、自然に紹介されるサイトを目指しましょう。 |
| ECサイトのSEOで避けるべき失敗は? | 重複コンテンツとキーワードの詰め込み | 類似商品のコピー説明文や不自然なキーワード挿入はGoogleの評価を下げる原因になります。 |
この記事でわかること
・ECサイトにSEO対策が必要な理由と広告との違い
・ECサイトのSEO対策を構成する4つの領域の全体像
・商品ページ・カテゴリページのSEO最適化の具体的な方法
・コンテンツSEOで潜在顧客を獲得するための戦略
・テクニカルSEO・外部対策の実践ポイントとよくある失敗の回避策
マーケティングに関するお悩みは、
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イーペースには、SNS、広告、SEOなど各施策ごとのスペシャリストが在籍しており、あらゆる施策に対応しています。お気軽にお問合せください。
目次

ECサイトの売上を伸ばすためにはサイトへのアクセス数を増やす必要がありますが、その方法は大きく分けて「広告(有料施策)」と「SEO(自然検索からの流入)」の2つです。
SEOの最大のメリットは、一度検索結果の上位を獲得すれば、追加の広告費なしで継続的にアクセスを獲得できることです。リスティング広告は配信を止めた瞬間に流入もゼロになりますが、SEOで上位表示されたページは、コンテンツの質を維持し続ける限り長期にわたってアクセスを生み出します。
また、検索結果の上位に表示されることで、ユーザーから「信頼できるサイト」として認識されやすくなる効果もあります。ブランドの信頼性向上は購入率にも良い影響を与えるため、SEOは集客だけでなくCVR改善にも間接的に貢献します。
さらに、ECサイトは商品ページやカテゴリページなどページ数が多いため、適切にSEO対策を施せば幅広いキーワードで検索流入を得られる可能性があります。一方で、ページ数が多いからこそ重複コンテンツやサイト構造の問題が発生しやすく、ECサイト特有のSEO課題への対応が求められます。
なお、SEOは効果が出るまでに3〜6か月程度の時間がかかるため、短期的な成果を求める場合はリスティング広告と併用するのがおすすめです。広告で即効性のある集客を確保しつつ、SEOで中長期的な流入基盤を構築するという二段構えの戦略が理想的です。
ECサイトは商品数が多く、ページ数も膨大になりやすいため、サイト構造の設計がSEOの成否を大きく左右します。サイト設計はECサイト構築時に行うのが理想ですが、すでに運営中のサイトでも改善は可能です。
ECサイトの基本構造は、「トップページ→カテゴリページ→サブカテゴリページ→商品ページ」というピラミッド型が推奨されます。この構造にすることで、ユーザーが目的の商品にたどり着きやすくなるだけでなく、Googleのクローラー(巡回ロボット)もサイト全体を効率的に巡回・インデックスできるようになります。
カテゴリの分け方は、ユーザーが実際に検索するキーワードを意識して設計しましょう。たとえばファッションECであれば、「メンズ」「レディース」「キッズ」の大カテゴリの下に「トップス」「ボトムス」「アウター」のサブカテゴリを設け、さらに「Tシャツ」「パーカー」などの商品一覧ページを配置するという形です。
URLはカテゴリ構造を反映したわかりやすい形にしましょう。たとえば「example.com/mens/tops/t-shirts」のように、階層が一目でわかるURL構造にすると、ユーザーにも検索エンジンにもページの位置づけが伝わりやすくなります。
パラメータ付きのURL(?color=red&size=Mなど)が大量に生成されるECサイトでは、canonicalタグを適切に設定してURLの正規化を行い、重複コンテンツの発生を防ぐことが重要です。
関連商品へのリンク、カテゴリページから商品ページへのリンク、コラム記事から商品ページへのリンクなど、サイト内のページ同士を適切につなぐ内部リンク設計は、ユーザーの回遊性向上とSEO評価の分散防止の両面で効果的です。
パンくずリストの設置も忘れずに行いましょう。パンくずリストは、ユーザーが現在どの階層にいるかを示すナビゲーションで、Googleもサイト構造を理解するために利用しています。
商品ページはECサイトの核となるページであり、検索エンジンからの評価を高めるために個別に最適化を行う必要があります。
タイトルタグは検索結果に表示される最も重要な要素であり、「商品名+ブランド名+特徴(サイズ・カラーなど)」を含めた30〜60文字程度の固有タイトルを各商品ページに設定しましょう。自動生成される汎用的なタイトルのままだと検索エンジンに十分な情報が伝わらず、上位表示が難しくなります。
メタディスクリプションは検索結果のタイトル下に表示される説明文です。直接的なランキング要因ではありませんが、魅力的な説明文はクリック率の向上に貢献するため、商品の特徴やメリットを簡潔に記載しましょう。
メーカーから提供される商品説明文をそのまま掲載しているECサイトは少なくありませんが、同じ説明文を使っている他のサイトと重複コンテンツになり、SEO上のマイナス評価を受ける可能性があります。
自社独自の視点で商品の特徴・使い方・おすすめポイントを記載したオリジナルの説明文を作成することで、他サイトとの差別化を図れます。また、ユーザーが検索しそうなキーワード(素材名・用途・シーンなど)を自然に盛り込むことも意識しましょう。
商品ページにJSON-LD形式の構造化データ(Productスキーマ)を実装すると、検索結果に価格・在庫状況・レビュー評価などの追加情報(リッチリザルト)が表示される場合があります。これにより検索結果での視認性が高まり、クリック率の向上が期待できます。
Googleの推奨するProductスキーマの項目(商品名・価格・在庫状況・レビュー・画像など)をできるだけ多く記述し、Google Search Consoleのリッチリザルトテストでエラーがないかを定期的に確認しましょう。
ECサイトでは商品画像が多数使用されるため、画像のSEO対策も重要です。具体的には、altタグ(代替テキスト)に商品名や特徴を含めた説明を記載すること、画像ファイルサイズを圧縮してページ表示速度を高速化すること、WebPなどの次世代フォーマットを採用することが挙げられます。
Google画像検索からの流入も無視できない規模であり、画像SEOは追加のアクセス獲得経路として見逃せません。
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商品ページだけのSEOでは、「商品名+通販」などの顕在層向けキーワードしかカバーできません。より幅広い検索キーワードからの流入を獲得するためには、ブログやコラムを活用したコンテンツSEOが不可欠です。
コンテンツSEOの成否はキーワード選定にかかっています。まず、自社のターゲット顧客がどのような悩みや関心を持ち、どのようなキーワードで検索しているかを調査しましょう。GoogleキーワードプランナーやSearch Console、サジェストキーワードツールなどを活用してキーワードを洗い出します。
ECサイトのコンテンツSEOでは、「商品カテゴリ+選び方」「悩み+解決方法」「素材名+特徴」といった情報検索型キーワードを狙うのが効果的です。たとえば、スキンケア商品のECサイトなら「乾燥肌 スキンケア 方法」「敏感肌 化粧水 おすすめ」などのキーワードで記事を作成し、記事内から商品ページへ自然に誘導します。
Googleは「ユーザーの検索意図に最も合致したコンテンツ」を上位に表示するアルゴリズムを採用しています。キーワードを盛り込むだけでなく、そのキーワードで検索するユーザーが「何を知りたいのか」「どんな悩みを解決したいのか」を深く理解し、その答えとなるコンテンツを作成することが重要です。
上位表示されている競合ページを分析し、どのようなテーマや構成で書かれているかを把握したうえで、自社ならではの専門知識や独自データを加えた差別化コンテンツを作成しましょう。独自性と専門性のあるコンテンツはGoogleから高く評価されます。
コンテンツSEOの目的は、単にアクセスを集めることではなく、最終的に商品の購入につなげることです。記事内に関連商品へのリンクを自然に配置し、ユーザーが「この商品が気になる」と感じたタイミングで商品ページに遷移できる導線を設計しましょう。
記事の内容に合った商品を紹介することで、押し売り感なく購買行動を促進できます。たとえば「テント 選び方」の記事の中で、選び方のポイントごとに自社のおすすめテントを紹介するという形です。
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テクニカルSEOとは、検索エンジンがサイトを正しくクロール・インデックスできるよう、技術的な面から最適化する施策です。ECサイトはページ数が多く、パラメータURLやフィルタリング機能によって大量のURLが生成されやすいため、テクニカルSEOの重要性が特に高い領域です。
ページの表示速度はGoogleのランキング要因の一つであり、ユーザー体験にも直結します。Googleが定めるCore Web Vitals(LCP・INP・CLS)の指標を改善することで、検索順位とユーザー満足度の両方を高められます。
ECサイトでは商品画像が表示速度に大きな影響を与えるため、画像の圧縮・遅延読み込み(Lazy Load)・CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の活用が効果的です。PageSpeed Insightsを使って現状のスコアを確認し、改善点を特定しましょう。
Googleはモバイルファーストインデックス(MFI)を採用しており、モバイル版のページを基準にインデックスと順位付けを行います。スマートフォンからのEC利用が年々増加している現在、モバイル対応は必須の施策です。
レスポンシブデザインで全デバイスに対応するのが基本ですが、モバイルでの操作性(タップしやすいボタンサイズ、読みやすいフォントサイズ、スムーズな決済フロー)にも注意を払いましょう。
ECサイトでは、カラーバリエーションやサイズ違いで同一商品の複数ページが存在したり、ソート・フィルタ機能でパラメータ付きURLが大量に生成されたりすることで、重複コンテンツの問題が発生しがちです。
対策としては、canonicalタグで正規URLを指定する、noindexタグで不要なページのインデックスを防ぐ、robots.txtでクロール対象を制御するなどの方法があります。Google Search Consoleの「カバレッジ」レポートで重複やインデックスエラーを定期的に確認しましょう。
外部対策とは、他のWebサイトから自社サイトへのリンク(被リンク)を獲得し、Googleからの信頼性・権威性の評価を高める施策です。良質な被リンクは、Googleのランキングアルゴリズムにおいて依然として重要な要素の一つとされています。
最も効果的な被リンク獲得方法は、他サイトが「紹介したい」「引用したい」と思うような質の高いコンテンツを作ることです。独自の調査データ・統計情報・詳細な比較記事・わかりやすいインフォグラフィックなどは、自然にリンクが集まりやすいコンテンツの代表例です。
自社の商品に関する専門知識を活かした深い分析記事や、業界のトレンドレポートなどを発信し、メディアや業界関係者から参照されるような存在を目指しましょう。
プレスリリースの配信やメディア掲載、取材対応なども被リンク獲得の有効な手段です。新商品の発売やキャンペーンの実施など、ニュースバリューのある情報を積極的に発信することで、メディアからの自然なリンクを獲得できます。
ただし、お金を払ってリンクを購入する行為(有料リンク)はGoogleのガイドライン違反であり、ペナルティの対象になります。あくまで自然な方法でリンクを獲得することが大前提です。
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ECサイトのSEO対策に取り組むなかで陥りやすい失敗パターンを紹介します。事前に把握しておくことで、効率的にSEO対策を進められます。
失敗①:商品ページの説明文がメーカーコピーのまま
メーカー提供の説明文をそのまま掲載すると、同じ文章を使っている他サイトと重複コンテンツになり、Googleからの評価が分散します。商品ごとに自社オリジナルの説明文を作成し、ユーザーにとっての有益な情報を加えましょう。
失敗②:キーワードの詰め込み(キーワードスタッフィング)
検索順位を上げようとして、タイトルや本文に不自然なほどキーワードを詰め込む行為は逆効果です。Googleのアルゴリズムはキーワードの不自然な使用を検出し、スパムとして評価を下げる場合があります。ユーザーにとって読みやすい自然な文章を心がけましょう。
失敗③:テクニカルSEOの放置
サイトの表示速度が遅い、モバイル対応が不十分、大量の重複URLが放置されているといったテクニカルな問題は、いくら良質なコンテンツを作成してもSEO評価を大きく損なう原因になります。定期的にGoogle Search ConsoleやPageSpeed Insightsでサイトの健全性をチェックしましょう。
失敗④:短期的な成果を求めてしまう
SEOは一朝一夕で成果が出る施策ではありません。効果が実感できるまで3〜6か月、場合によっては1年以上かかることもあります。短期的な成果にとらわれず、長期的な視点で継続的に取り組むことが重要です。成果が出るまでの期間は広告との併用で集客をカバーしましょう。
本記事では、ECサイトのSEO対策を「サイト設計」「商品ページの最適化」「コンテンツSEO」「テクニカルSEO」「外部対策」の5つの領域に分けて解説しました。
ECサイトのSEOで成果を出すためには、これら5つの領域をバランスよく改善し、ユーザーにとって有益なサイトを長期的に育てていく姿勢が欠かせません。一つの施策だけに偏るのではなく、サイトの技術基盤を整えつつ、良質なコンテンツを継続的に発信し、外部からの評価も高めていくという総合的なアプローチが求められます。
「何から手をつければよいかわからない」「社内にSEOの専門知識がない」という場合は、ECサイトのSEO対策に実績のある外部パートナーに相談するのも効果的です。まずは自社サイトの現状を分析し、改善インパクトの大きい施策から優先的に着手していきましょう。
また、Epaceはこれまで200社以上の企業のWebマーケティング支援を行ってきた実績があり、そのノウハウを活かしてECサイトのSEO対策を支援しています。SEO戦略の立案からキーワード設計、コンテンツ制作、内部対策、テクニカルSEO、データ分析・改善まで一貫してサポート。検索流入の拡大だけでなく、CVR改善や売上向上を見据えた施策をご提案し、お客様のEC事業の成長を支援いたします。
「Webマーケティングで集客を強化したい」「何から始めればよいかわからない」「売上アップにつながる施策を知りたい」など、中小企業のWebマーケティングに関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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