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Instagramで投稿する際、必須とも言われるのが、ハッシュタグ(#)の存在。
「なんとなく、ハッシュタグを付けているけど、これでいいの?」と頭を悩ませた経験はありませんか。「投稿に関連するハッシュタグを多く付ければいい」と思っている方、もったいないです。なぜならハッシュタグは、奥深く集客にも直結するアイテムだからです。
「投稿に力を入れてきたけれど、いまいち伸び悩んでいる…」こんな方は、ぜひハッシュタグの付け方を見直し改善してみてください。今回の記事では、Instagramのハッシュタグの基本の考え方と集客に効果的なハッシュタグのツールや成功事例を紹介します。
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目次
ハッシュタグは、Twitterから普及したもので馴染みある存在かもしれません。ですが、その意味や活用法は、インスタグラム独自のものになっています。基本からみていきましょう。
ハッシュタグとは、Instagram上の投稿をカテゴライズして検索しやすくするタグのことです。
例えば、ヤフーやグーグルの検索窓で知りたい単語を並べれば、関連した人気のある記事が出てきます。これと同様に、Instagramの検索窓に知りたい単語を打ち込めば、投稿に紐づかれたハッシュタグがヒットする仕組みになっています。
インスタグラムでは、パンケーキの写真に「#パンケーキ」とタグを付けて投稿すると、「#パンケーキ」とハッシュタグ検索した人にヒットする仕組みになっています。
そのハッシュタグを付ける数には、上限があります。フィード投稿(通常の画像を投稿するもの)には、最大30個のタグをつけることができます。ストーリーズ投稿(24時間以内に消える投稿)には、最大10個のタグ付けが可能です。リール投稿(最大60秒の縦動画の投稿)には最大30個のタグをつけられます。
いかに効果的に、情報を探すユーザーに届きやすいタグにするのかが鍵となっています。タグの付け方次第で、投稿の見つけやすさが変わってくるのです。
では、ハッシュタグにはどのような機能があるのでしょうか。主に3つをご紹介します。
ハッシュタグの具体的な機能として、「ハッシュタグフォロー機能」があります。
自分が関心のあるハッシュタグをフォローしておけば、そのタグが付いた投稿が、自分のタイムラインに流れていくものです。関連情報を集めるユーザーにとっては、特定のハッシュタグで上位に出てくるアカウントは興味が湧くため、リーチしやすくなっていきます。
アカウントをフォローしていなくても、関連情報が流れていくために、競合アカウントの調査にも役に立ちます。一つのハッシュタグでどのような投稿があげられているのかを日々確認するためにも、便利な機能です。
Instagram上で、関心のある情報からコミュニティー作りを発生させるタグです。ユーザー同士をハッシュタグで結びつけることができ、共感性が高いコミュニティーを生み出して、見つけることに貢献します。他のユーザーとつながりを深め、自社のフォローを増やすことができます。
例えば、「#写真好きと繋がりたい」「#旅行好きな人と繋がりたい」「#instafashion」
などです。関連するハッシュタグから発生しているコアなコミュニティーを上手に見つけられるかがポイントです。
企業のキャンペーンとして使われるのがキャンペーン用ハッシュタグです。インスタグラムマーケティングで使われたり、プレゼントキャンペーンなどにも特定のハッシュタグが使用されたりします。このハッシュタグのおかげで、企業のムーブメントを起こしたり、インスタグラム上でコンテンツをストックさせることができるのです。
タグ検索をすると表示されるのが「人気セクション(タグ)」と「最新セクション(タグ)」です。
人気セクションタグは、大勢の人が「いいね」を押す人気投稿と、各ユーザーのアルゴリズムの状況に基づいて自動的に決定されます。
最新セクションタグは、投稿された順に表示されていきます。
膨大なインスタグラムの情報において、ユーザーに見つけやすくするためには、この二つを攻略することが重要です。無数の同様のハッシュタグを付けている投稿の中で比較されることになるからです。インスタグラムでは、多くは投稿が埋もれてしまい、まったく見られないなんてことも少なくはありません。そのため、人気セクションタグでは、検索時に上位50位に乗ることを目標に取り組む必要があります。
これは、グーグル検索だとしても、検索したページの1ページ目にある記事をほとんどの方が見るのと同じことです。
一つの投稿でも上位にあがれば関連するユーザーに届く可能性が高くなります。とはいえ、いきなりは難しいことは確か。まずは最新セクションタグにあがるよう、投稿数を増やすことから取り組んでいくと良いです。
参考:インスタグラムのハッシュタグ戦略!効果的な付け方と選び方を紹介(デジタルトランスフォーメーションを支援するはじめてのDX)
インスタグラムで、ハッシュタグの重要性が分かってきたかと思います。しかし、具体的にどんなハッシュタグを使えばいいのでしょうか。事例をいくつか出しながら、どんなハッシュタグが集客に効果的であるのか説明していきます。
ファッション系、フード系、キャンペーン系で人気のタグをみてみましょう。
#お洒落さんと繋がりたい (1877万件)#今日のコーデ (1165万件)#コーデ(1138万件) #ファッション(3066万件) #コーディネート (1019万件)#ママコーデ (718.1万件)#ootd (3.9億件)#beauty (4.9億件)#brands(709.9万件) #girls(2億件) #instabeauty(2668万件) #instafashion(1.7億件)
#カフェ巡り(1411万件) #カフェ好きな人と繋がりたい (585万件)#ランチ (2731万件)#おうちごはん(2533万件) #クッキングラム(631.8万件)#instafood(2.1億件) #recipes(1074万件) #sweet(1.2億件) #yummy(1.8億件) #breakfast(1億件) #delicious(1.3億件) #food(4.7億件) #foodporn(2.8億件) #healthyrecipes(929.1万件)
#キャンペーン (162.6万件)#コンテスト(36万件) #winning(1822万件) #win(1877万件) #news(4228万件) #instawin(16.2万件) #instanews(125.5万件) #instadesign(771.2万件)#instacompetition(7万件) #giveaway(4517万件) #design(3.1億件) #competition(1592万件)
漢字、ひらがな、英語と表記を変えれば、検索結果も変わるため、タグを付ける際には、どの客層に向けているのかを絞れているとより良いでしょう。
また、英語表記のタグも人気になっていますが、あくまで投稿内容との親和性で付けてください。
このように見ると、類似している単語を上から順に付けていくのが良いと思われるかもしれません。しかし、人気のタグばかりを集めていても投稿が埋もれてしまうので、あまり効果的ではありません。その場合に必要な考え方を、以下で解説します。
ハッシュタグ検索で、人気ハッシュタグと共におすすめしたいのが、「ビッグワード + スモールワード」を組み合わせたハッシュタグです。
ビックワードとは、多くのユーザーに投稿されているタグ(=ワード)のことです。
先程の人気タグのようなものになります。投稿数が極めて多く、広義の意味を指すものが多いです。
スモールワードとは、投稿数の少ないワードのことを指します。独自性のあるハッシュタグや目的がしっかりとしているワードになります。
なかには、その中間であるミドルワードもありますが、投稿ボリュームが違うことがはっきりとした区別になります。
例:
ビッグワード…焼肉(668.9万件)
ミドルワード…都内焼肉(2133件)、人気焼肉(383件)、デートでおすすめの焼肉おすすめ焼肉(1076件)
スモールワード…具体的な焼肉の店名
人気投稿に上げるため、ビックワードだけを投稿に入れるのは効果的ではありません。
なぜなら、埋もれてしまう可能性が高いからです。まず少しでも小さい母集団のタグから、上位検索に表示されるように狙っていきましょう。また、スモールワードでヒットしてくれたお客さんは、関心の高いお客さんということになります。コアなファンがユーザーになってくれるからです。
ハッシュタグを付ける際には、大きな母体数に見てもらうことを考えつつ、コアなファンにもしっかり届けるスモールワードのハッシュタグをバランスよく入れていくと良いでしょう。偏りがなく多くのターゲットにリーチするハッシュタグの並び方を意識していきましょう。
キャンペーン投稿や、自社の製品を投稿する際には、オリジナルハッシュタグ(ブランドハッシュタグ)も欠かせません。インスタグラマーやキャンペーン投稿で用いられることが多いです。
既に存在しているハッシュタグを使用するのではなく、独自のハッシュタグを付けることにより、企業の新しいブランディングにもなります。
また、新しいワードを浸透させることで、そのワードから流入すると新製品の情報が一覧になっていたり、コミュニティーが生まれるなどのメリットがあります。ただし、浸透するようなワードセンスであることが条件であり、覚えやすいハッシュタグを生み出す必要性があります。
参照:@tabi_jyo
https://www.instagram.com/tabi_jyo
過去には、HISから波及した、「旅する女子」のための#タビジョがあります。
HISで「タビジョ」専用のアカウントを設立。このタグをつけたユーザーにリポスト(投稿をアカウントで再掲)するなど、旅情報のまとめアカウントになっています。
タビジョの公式選定グラマーを認定したり、キャンペーンを行うなどしてこのワードを広げる動きが広がっています。
「ハッシュタグを選定したものの、投稿をしっぱなし…」という方、いませんか。
ハッシュタグは、次の投稿を伸ばすための重要な情報になるので、必ず分析を行っていきましょう。どのハッシュタグが活発なのかは、投稿をしてみないと分からないものです。特に、スモールワードのハッシュタグで流入したフォロワーなどは、より強くアカウントに惹かれたということになります。このフォロワーが、なぜ投稿を閲覧してくれたのか、どのアクションをしてくれたのかを考えられるとより深い分析をすることができます。
インスタグラムを運用していると、どうしても日々の伸びしろだけに注力しがちになってしまいます。しかし、インスタのゴールは大きくは認知をしてもらい、集客につながること。最終目的を見据えて、長期的に運用していくサイクルをつくっていきましょう。
参考:
インスタグラム「ハッシュタグ」完全マニュアル。投稿種別のオススメハッシュタグ _( インスタグラム運用・撮影代行のスナップレイス)
オリジナルハッシュタグでブランディング!インスタグラムから流行を生み出すハッシュタグの作り方とは?(インスタグラムを使うすべての方のためのメディア)
投稿したハッシュタグの分析をすると同時に、検索上位にある投稿の分析も必要です。
特に、運用しているアカウントと類似するアカウントや、人気アカウントの初期の投稿なども遡ってみましょう。
投稿を調査する際には、分析ツールを使用することをお勧めします。
インスタグラムの分析ツールには大きく分けて、「発掘型」と「人気調査型」があります。
発掘型は、投稿する際、おすすめのキーワード(タグ)を教えてくれるものです。
意外なハッシュタグの発見ができたり、ハッシュタグがどれぐらい使用されているのかを知ることができます。どんなハッシュタグを増やせばいいのか分からない人におすすめのツールです。
ツール名:ハシュレコ
費用:無料
特徴:ハシュレコは、写真に投稿したいキーワードを一つ入力すると、オススメのハッシュタグを教えてくれるサービスです。ハッシュタグのエンゲージメント率をもとに算出した数値を表示するSCOREという機能があるのが特徴です。
高いエンゲージメント率を持つハッシュタグを選定することができるので、どのハッシュタグもハズレなしにしてくれます。
また、選定されたハッシュタグはそのままインスタグラムに貼り付けてくれるので、ハッシュタグを間違わずに投稿することができ、効率的です。
ツール名:tagreco
費用:無料
特徴:tagrekoは、キーワードを打ち込むと実際にインスタグラムで使用されているハッシュタグを教えてくれます。また、ハッシュタグから趣味が近いフォロワーを教えてくれるため、フォロワーの調査や自分に合ったフォロワーを見つけることに役立ちます。
ツール名:tagpop
費用:無料
特徴:tagrecoと同じサイトになっているので、ハッシュタグを見つけつつ、人気調査もできるのが特徴です。24時間以内に投稿されたハッシュタグランキングもあるため、トレンド投稿を重要視している方にはオススメです。人気の投稿を集めることで、ユーザーから拾いやすいハッシュタグになります。
ツール名:Aista
費用:Slooooth PRO版:¥8800円/月
Aistaプレミア版:¥300,000円/月
特徴:有料である分、しっかりとインスタグラムの効果的な情報をサポートしてくれます。
キャンペーンハッシュタグの分析を時期ごとに確認することができるのが特徴です。投稿数、投稿者、想定最大リーチ数を表示することで測定しづらかったキャンペーン効果なども測定ができます。インフルエンサーマーケティングの企業報告などに役立てることができるでしょう。
インスタグラムの運用には、仮説と検証が重要になります。
発掘型と人気調査型を併用し、集客効果が常に高いハッシュタグ作りをしていきましょう。
参考: Instagram運用を助けるハッシュタグ検索ツールを用途別に紹介!(QEEE)
最後に、ハッシュタグの使い方が上手なアカウントの事例をいくつかご紹介します。
参照:@homeobeau
(https://www.instagram.com/homeobeau/)
高機能スキンケア商品を展開するホメオバウ。
ホメオバウはストーリーでユーザーの投稿をまとめる施策を行っています。
まとめる際に必要になるのが、#ホメオバウ #homeobau というハッシュタグ。
このハッシュタグを付けると、公式が拾ってくれるためクチコミが生まれやすく、ファンが形成されやすくなっているのです。ハッシュタグ投稿をみた友人が、ホメオバウのサイトに行き着くとユーザーのリアルなクチコミに辿り着くことができます。このクチコミは、UGCと言われ、信頼性が高いコンテンツです。このようなコンテンツをいかに公式が中心になってまとめているかが重要になっていくのです。
また、公式ホメオバウ アドバイザーも募集。1ヶ月に一商品、希望の商品を届ける代わりに投稿を促す施策です。ユーザーを巻き込み、コンテンツを増やすためにもハッシュタグが重要になっていきます。
参照:@biokura_official
(https://www.instagram.com/biokura_official/)
プラントベースの食品を展開するビオクラ。素材にこだわっている商品が人気です。
ビオクラは、「#からだ想いの食生活」「#ビオクラのある暮らし」などスモールワードを作り出し、ヴィーガン市場の拡大に貢献しています。市場の大きさ次第では、独自のハッシュタグを生み出していく必要があります。覚えやすく、たった一言でブランドが伝わるようなワーディングを考えていきましょう。
参照:@basefood_tokyo
(https://www.instagram.com/basefood_tokyo/)
食品系D2Cブランドのベースフードは、自社に関連する投稿を広告にも活用しています。
綺麗な写真よりも、身近で親しみがあるレシピ写真を投稿することでコンバージョン率が高くなりました。「おしゃれすぎて真似できない」から「これならできそう」に変化したときに数字が上がったようです。このように、ブランドの素材集めとしてもハッシュタグは大きな役割を果たしています。
@starbucks_j
(https://www.instagram.com/starbucks_j/)
スターバックスは世界を巻き込むハッシュタグコンテストを開催し、話題になりました。
2019年に、インスタグラムにスターバックスのカップイラストを投稿したものの中から、リユーザブルカップのデザインにするコンテストを開催。
「#StarbucksBecolorfulCupArt」とハッシュタグをつけて投稿すれば応募が完了するというもので、その手軽さから多くの投稿が掲載されました。この投稿は、いいねを推し応援もできるため、拡散されやすく、高いPR効果がありました。ブランドとユーザーが楽しくつながり、ブランドのロイヤリティーにつながる良いマーケティング事例です。
参考:
Instagramハッシュタグ攻略法。届く!成果を出す付け方とは(SMMラボ)
【CVR1.24倍に向上】BASE FOODが語る、D2C型マーケティングにおけるUGCの価値とは?(Letoro)
いかがだったでしょうか。インスタのハッシュタグは、きちんと仮説を立て分析をすれば結果に結びつきやすいものです。しっかりと集客に効果的なハッシュタグを選定し、一つ一つの投稿の効果を最大化していきましょう。
Epaceは積み上げてきたInstagram集客のノウハウを使い、お客様にあったツールの選択から、投稿の作成、運用、細かい分析まで行い運用の支援を致します。
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