【事例インタビュー】Instagramキャンペーン広告施策でリーチ数が約4倍に!自社サービスの認知獲得に必要なアプローチとは?
業種
サービス
Client日本電気株式会社(NEC)様
POINT
課題・目的
・どのような投稿がターゲットに興味を持ってもらえるのかがわからない
支援内容
・アカウントコンセプト設計
・KPI設定
・フィード投稿/ストーリーズ作成&投稿
・インサイト分析
・敵報告会
株式会社Epace(イーペース)は、日本電気株式会社(NEC)が展開する、理学療法士のケアを手軽に受けられるサービス「NECカラダケア」のInstagramアカウント運用のご支援をさせていただきました。
今回は「NECカラダケア」の運営を担当されている日本電気株式会社の厚東様と株式会社Epaceの担当ディレクターに、どのようにしてアカウント運用を行い、「NECカラダケア」の認知を高めていったのかについて取材しました。
なお、取材は株式会社Epaceの小林と和田が担当しました。
小林:本日はよろしくお願いいたします。まずは、NECカラダケアのサービス内容についてお伺いできますか?
厚東様:NECカラダケアは、『「病気になってから治す」という考え方から、「病気にならないためのヘルスケア」へ。』という理念のもとに、身体の専門家である理学療法士が、お客様一人ひとりのカラダを観察し、それぞれにあったケアを提供するというサービスです。
今後、「人生100年時代」を迎える日本において、ずっと心地よく暮らしていくためには、継続的にカラダをケアしていくことが重要だと我々は考えています。
そういった背景から、国立大学法人東京医科歯科大学様と連携し、2021年6月よりサービスを開始しました。
小林:NECカラダケアのサービスの特徴についてもお伺いできますか?
厚東様:まずは、一人ひとりのカラダに合ったケアを受けられるという点ですね。
「カラダの調子が良くないな…」と感じることは誰しもあると思うんですが、その原因は食事や運動習慣、姿勢や歩き方、呼吸の仕方など、人によって異なります。
そのため、全員が同じ対処法を取るのではなく、一人ひとりの身体に合った方法でケアをする必要があります。
あとは、やはり理学療法士の資格を持った人間が施術を担当するというところですね。
厚東様:一般的に、理学療法士は病院などでリハビリを専門で行う職業なので、基本的には大きなケガをした方しか理学療法士の施術を受けることはできません。
ですが、NECカラダケアでは、その理学療法士の施術を健康な方向けに提供できるので、今までになかった新しいサービスだと思っています。
和田:では、一般の方にとって、理学療法士の施術は希少価値が高いんですね。
厚東様:そうですね。その理学療法士の施術を受けられるのが、NECカラダケアになっています。
和田:今回、NECカラダケアとしてInstagramの運用に取り組まれた背景について、お聞かせください。
厚東様:NECカラダケアでは、2022年9月より産前産後ケアサービスを開始したのですが、開始当時は宣伝方法がHPとポスティングのみで、広くサービスを認知させることに苦戦していました。
厚東様:そこで、産前産後ケアを宣伝するにあたって、プレママさんやママさんがどの媒体で産前産後ケアの情報収集をしているのかを、社内のママさん社員や産前産後ケアサービスのモニター体験をしていただいた方にお伺いすると、圧倒的にSNS、特にInstagramから情報を得ていることがわかりました。
そういった背景から、NECカラダケアの産前産後ケアサービスを周知できるように、Instagramの運用を開始しようと考えました。
和田:Instagram運用前には、どのような課題を抱えられていたのでしょうか?
厚東様:SNS運用に関してのノウハウがなく、どのような投稿であればプレママさん・ママさんに見てもらえるのかをイメージできていないところが、一番の課題でした。
単純に産前産後ケアのサービス紹介の投稿だけでは、フォロワーは増えないことは理解していても、自分たちが提供できる情報は身体に関することだけでしたので、「どんな投稿が多くの人の目に留まるのか」「どういう投稿なら、見ている人(ターゲット層)に刺さる・興味を持ってもらえるのか」が見えていませんでした。
また、投稿する画像のデザインも、自分たちだけでデザインできる自信もありませんでした。
小林:そういった課題感を抱えられていた中で、Epaceを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
厚東様:一番は、NECカラダケアの産前産後ケアサービスがターゲット層としているプレママさん・ママさんに、興味を持ってもらえるようなアカウント設計をしていただいたことです。
複数社提案を受けるなかで、Epaceさんはアカウントの投稿内容の方向性やキャンペーン計画など、フォロワー獲得のための具体的な施策を初期提案のときから積極的に提案してくださいました。
ですので、アカウント作成後の運用についても具体的にイメージすることができましたし、ぜひお任せしたいと思いました。
加えて、アカウントの成長目標も具体的に示していただけたので、フォロワーの増加目標数などにも期待感を持てた部分は大きかったです。
小林:実際に運用を開始してからの効果や反響はいかがでしたか?
厚東様:運用を開始した当初は、社内の関係者の「いいね」がほとんどだったんですけど、3ヶ月目にキャンペーン広告の施策を打った際には、反響が大きくて、そこで一気にフォロワーが伸びたところが印象深いです。
あとは、NECカラダケアのホームページも、以前よりもたくさんの方に見てもらえるようになりました。
廣門:僕の方から具体的な数字面で補足させていただきます。
厚東様にご説明いただいたとおり、キャンペーン広告の施策で数字面は大きく伸ばすことができました。具体的には、リーチ数が前月比394%増、フォロワー数が前月比993%増でした。
もちろん、キャンペーン投稿以外の通常のフィード投稿でも、1投稿当たりのリーチ数やエンゲージメント率は向上していきました。
小林:フィード投稿では、どんなことに意識されていましたか?
廣門:最初の一か月目の投稿の振り返りを行った段階で、知得投稿が伸びやすいことがわかったので、3月は知得投稿を中心に投稿しました。
理由としては、最終的なゴールである「産前産後ケアサービスの認知」のためには、まずターゲットとなるプレママさん・ママさんの目に留まるアカウントにする必要があったからです。
そのために、離乳食や寝かしつけなど赤ちゃんに関する情報を入れた知得投稿で興味を引いて、「いいね」を押してもらったり、プロフィールへ誘導してフォローしてもらったりと、認知拡大の目標を達成できるような導線設計を実施しました。
小林:最後に、Instagram運用の今後の展望などありましたら、お聞かせください。
厚東様:キャンペーンの影響もあり、有難いことに多くの方にアカウントをフォローしていただけました。各投稿にも「いいね」をしていただき、NECカラダケアの認知度を高めることができたと感じる一方で、実際にサービスを利用してもらうところまでは、まだ届いていないと感じています。
ですので、今後は、サービス(オンライン施術)を疑似体験できるようなインスタライブの配信やモニター体験の募集など、産前産後ケア自体に興味を持ってもらえるような内容を発信していき、実際のサービスを利用していただくことに繋げていきたいと考えています。
小林:わかりました。本日はお時間いただき、ありがとうございました!
・自社でも同じような結果を出せるのか知りたい
・過去の実績についてもっと知りたい
・どんな施策をしたら効果的なのか、そこから相談したい