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ECサイトの売上拡大やファン作りにおいて、今やYouTubeは欠かせない集客・ブランディングの手段となっています。
検索エンジンとしても利用されるYouTubeは、商品紹介だけでなく使い方やレビュー、ブランドストーリーの発信など、多彩な企画を通じてユーザーとの接点を広げられるのが大きな魅力です。
しかし、ただ商品を紹介するだけでは視聴者の関心を惹くことは難しく、購買につながる動画づくりには戦略的な企画が必要です。
そこで本記事では、EC事業者におすすめのYouTube動画企画を紹介し、売上アップとファン化につながるアイデアを解説します。
目次
EC事業においてYouTubeを活用する動きが加速しています。
従来はInstagramやTikTokの短尺動画が注目されてきましたが、近年はYouTubeが持つ独自の特性を活かした販促が注目を集めているためです。
ここでは、YouTube活用がECに有効な理由を3つ紹介します。
ECでYouTubeを活用するメリットの1つ目は、InstagramやTikTokより競合が少ないことです。
InstagramやTikTokは近年のSNSマーケティングの主流となり、多くの企業が広告出稿やインフルエンサー活用を進めています。
その結果、ユーザーのタイムラインには広告が溢れ、企業間での競争が激化しています。
一方でYouTubeは、長尺動画やライブ配信を中心にしたプラットフォームであり、参入している企業はまだ限定的です。
特に中小規模のEC事業者が本格的に活用している事例は少なく、今から取り組むことで差別化を図りやすい環境にあります。
さらに、検索エンジンに動画が表示される可能性も高く、SEOとの相乗効果を期待できる点も強みです。
ECでYouTubeを活用するメリットの2つ目は、濃いファンを作ってロイヤルティを高められることです。
YouTubeは平均視聴時間が長く、動画1本に数分から数十分を費やすユーザーが多い傾向にあります。
そのため、ブランドの背景や開発ストーリーを伝えることで、共感を得やすくなります。
結果的に「商品購入者」から「ブランド支持者」へと関係を深化させられるのです。
例えば、商品の使い方を詳しく紹介する動画を継続的に配信すれば、購入者はサポートを受けている安心感を抱きます。
また、開発秘話やスタッフ紹介といった裏側を見せると、単なる価格競争に巻き込まれない強固なファン層を形成できます。
これにより、LTV(顧客生涯価値)の向上も期待できるのです。
ECでYouTubeを活用するメリットの3つ目は、テレビ通販に近い宣伝効果を期待できることです。
映像と音声を同時に届けられるYouTubeは、商品の魅力をリアルに訴求できます。
特にレビュー動画やライブ配信は、視聴者がその場に立ち会っているような臨場感を生み出します。
テレビ通販に類似しており、購買意欲を刺激するのは大きなメリットです。
また、YouTubeは視聴者の興味関心に応じたレコメンド機能を持っているため、商品に興味を持ちそうなユーザーに効率的にリーチできます。
費用対効果の面でも、テレビ広告と比較すると低予算で始められるため、EC事業者にとって非常に魅力的なチャネルです。
YouTubeショッピングは、EC事業者がYouTubeを活用する上で欠かせない機能です。
動画やライブ配信に直接商品リンクを表示でき、視聴者は動画を見ながらスムーズに購入に進めます。
ショッピング機能を導入することで、従来の「動画を見たあとにECサイトを検索して購入する」という手間を省けます。
特にライブ配信中にリアルタイムで購入を促せる点は、衝動買いを後押しする大きな強みです。
導入方法も比較的シンプルで、YouTubeチャンネルを運営し、GoogleMerchantCenterやECサイトと連携すればすぐに利用できます。
ECでの成果を最大化するなら、必ず取り入れるべき機能です。
YouTubeを活用する際には、どのような形式で動画を制作するかが重要です。
ここではECと相性の良い3つの動画形式を紹介します。
ECにおすすめのYouTube動画の1つ目は、商品のハウツー動画です。
購入前の不安を解消するために、実際の使い方を視覚的に説明することは効果的です。
例えば、家電なら操作方法、コスメなら使用感やメイクの完成イメージを伝える動画が挙げられます。
ユーザーは安心して購入できるため、コンバージョン率の向上につながります。
ECにおすすめのYouTube動画の2つ目は、おすすめ〇選の動画です。
複数の商品を比較形式で紹介することにより、消費者は自分に合った商品を選びやすくなります。
ランキングやおすすめ形式は検索ニーズとも相性が良く、動画タイトルに「おすすめ」「ランキング」と入れることで検索流入を増やせます。
新規顧客獲得に直結する形式です。
ECにおすすめのYouTube動画の3つ目は、商品開発までの過程を見せる動画です。
開発の裏側や職人のこだわりを発信することで、商品にストーリーが生まれます。
このストーリーは顧客に共感を与え、ブランドへの愛着を深めます。
単なる物販から「共感をベースにした購買」へとつなげられるため、競合との差別化にも効果的です。
ここからは、YouTubeを活用して実際に成果を出しているEC事業者の事例を紹介します。
「ロコンド」は、ECにおけるYouTube活用の代表例です。
ロコンドは人気YouTuberヒカルとのコラボレーションにより、コラボ靴を発売開始からわずか1週間で6億円の売上を達成しました。
Webサイトが一時的にサーバーダウンするほどの反響を生んでいます。
また、テレビCMをほぼ廃止し、YouTubeを集客の主軸にする新たなD2C戦略を展開。
広告費を大幅に削減しながら、YouTube経由のD2C売上に6.7億円という高い収益を実現しました。
全体の取扱高は前年同期比38%増という成果に結実しました。
以上がロコンドが成功した理由と言えます。
出典:Qrazy Chocolate クレイジーチョコレート
「QrazyChocolate」は、「菓子生物」という独自の世界観を打ち出したショート動画で成功した好例です。
例えば「ミルクノミウシ」や「抹茶ゾンビ」といったユニークなキャラクターを生かすことで、52.7万人の登録者と367.8万回の再生数を達成しています。
ストップモーションを使った低コストの制作でありながら、視覚的インパクトの強さによって高い視聴率を獲得しました。
動画が商品へと自然につながる導線設計も巧妙で、視聴動機をそのまま購買意欲に転換する構成になっています。
コンテンツの独自性と戦略的な投稿設計が、再生数とブランド認知向上に直結している好事例です。
出典:北欧、暮らしの道具店
ライフスタイルEC「北欧、暮らしの道具店」は、YouTube上で独自のドラマやvlog形式のシリーズを展開しました。
視聴者に「暮らし」の文脈を感じさせる構成により、登録者数50万人以上、総再生回数1億回超という圧倒的な数字を記録しています。
シリーズ化されたコンテンツが視聴習慣を生み出し、視聴者のリピーター化に成功しました。
紹介した商品のURLを概要欄に貼ることで、自然な購買導線が設計されています。
こうしたブランドと生活の融合が、“顧客の共感”という強固なファン基盤を築いています。
競技用ヨーヨー専門店「REWIND」は、技解説やパフォーマンス動画を定期的に投稿しています。
世界中の熱心なヨーヨーファンをひきつけることで、12.2万人の登録者と138.6万回の再生を獲得しています。
動画を見たファンがオンラインで商品を購入し、さらに自発的に動画をシェアするサイクルが生まれているのが特徴です。
専門性の高いコンテンツとコミュニティ形成が、グローバルな販売促進につながっています。
出典:竹虎
老舗竹製品メーカー「竹虎」は、動画で職人の技や制作過程を映像化しました。
製品への理解と共感を視聴者に生ませることで、高価格帯の商品も支持されるブランドへと昇華しています。
YouTube上で「品質を伝える」ではなく「職人の物語を語る」ことに重点を置き、ブランドの価値観を伝える訴求力を強化しています。
今回は、EC事業者におすすめのYouTube動画企画について解説しました。
これからYouTubeを活用したEC集客に力を入れていきたいという方は、本記事を参考にして、ぜひECの集客を実施してみてください。
また、Epaceは過去200社以上のマーケティング支援で積み上げてきたノウハウを活かし、課題分析、内製化支援、詳細な結果分析までの総合提案を得意としており、お客様のご要望に合わせて柔軟に運用のご支援をいたします。
「YouTubeを活用したEC集客の手法を教えてほしい」「そもそも何をすれば売り上げがアップするのか分からない」など、集客に関するお悩みがありましたらぜひお気軽にお問合せください。
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